1994年からスーパーバイク規定が導入されたのに対応し、ホンダは勝つためのホモロゲマシンとして、RVF/RC45を投入する。ワークスマシンそのままの造りとハイパフォーマンスは、あのRC30の正統な後継と呼ぶにふさわしいものだった。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
ホンダ「RVF/RC45」特徴
卓越したポテンシャルでスーパーバイクで大活躍
TT-F1クラスで活躍するワークスマシンの技術を投入し「レースで勝つための市販車」として誕生したRC30ことVFR750Rだったが、スーパーバイク規定の導入で改造範囲が狭められるのに対応し、その後継モデルとして誕生した新たなホモロゲーションモデルがRVF/RC45である。
ワークスRVFをそのまま市販車にスライドさせたような造りが特徴で、エンジンはボア・ストロークから一新した完全新設計ユニットを開発。将来の拡張性も見越して、いち早く燃料噴射システムのPGM-FIも採用された。
これを搭載する車体もワークスマシンとほぼ同じ構造で、リアの車高を少し上げればワークスマシンと同じディメンションになるほどの徹底ぶり。ベースマシンのポテンシャルがレースの勝敗を左右するスーパーバイククラスにおいて圧倒的優位を築いた。