どうしてもリアカメラの配線を隠したいので頑張ってみた
リアカメラの配線をリアフェンダー内に
純正キャリアのままであればリアカメラの配線も気にならないけど、コンパクトキャリアを使うとどうにも気になる。とはいえ、配線を隠すとなるとリアフェンダーの裏側か内側を通すしかないのよね。
フェンダー裏側なら、作業は簡単そうだけど万が一外れて巻き込んだら怖い。
すごくくめんどくさそうだけどフェンダーを外して中を通せるか確認してみよう。
リアフェンダー外すの初めてなので、手当たり次第にそれっぽいボルト類を外していくよ。
まずはテールランプケースのボルトを3つ。全部六角棒レンチの5mmでOK。
そしたら、テールランプケース上部を内装外しで外そう。軟質樹脂なので爪は折れにくいけど、隙間が無くてなかなか厳しい。
こんな感じで外れるよ。
次にキャリアを外すよ。まず上面のボルト2個を12mmソケットで外そう。
次にリアサス取り付けボルトの上側を、左右とも緩めればリアキャリアは外せるよ。
純正キャリアでエアインテークが付いてる場合は、そこも外してね。
次にガソリンタンク後部のカバーを外そう。ここは10mmソケット。
右側のボルトも忘れずに。あとはプッシュリベットを外すだけ。
次はナンバーベース。フェンダー裏側にナットがあるので、3つ外せば取れるよ。
こんな感じで3つのボルトで締結されてる。
さっき蓋を外したテールランプ。まず8mmのソケットを使ってボルト2個外そう。
テールランプとウィンカーのカプラーを外せば、プラスネジにアクセスできるので、プラスネジ3つを外そう。これでテールランプは取れるよ。
外したテールランプを観察してみると、なんかいかにも穴を開けたくなるようなくぼみがあった。車体に付いてる状態だとリフレクターで隠れるから今まで気づかなかったのね。
リアカメラの配線と比較。これならいけそう、よしここに穴開けて通そう。
ノギスを忘れたのでモンキーで測ってみたところ、リアカメラの配線が4mm。
ドリルで4mmの穴を開けるよ。軟質樹脂なので簡単。
前方後円墳みたいな形状にして、配線がカチッとはまるようにしてみた。このあとヤスリで整形したけど、写真撮り忘れた。
試しに通してみると良い感じ。
テールランプとナンバーベースをリアフェンダーにあてがってみたところ、ホースの曲がり具合もギリギリいけそう。ナンバーベースの土台部分にゴムがあるおかげで、隙間もほとんど生まれなかった。でも念のため防水用にグリスでも突っ込んでおこう。
あとはリアフェンダーを外して、中に配線を通すだけ。リアフェンダーの取り付けてるボルト類を一通り外すよ。前方のボルトは5mmの六角棒レンチ。
裏側見たらプラスネジやプッシュリベットがあちこちにあった。
リアフェンダーやや前方部分にプラスネジ。左右にあるので2本。
やや後方側にプッシュリベット。これも左右ある。
さらにリアサス後方側にプッシュリベット。こんなん気づかないよ。こちらも左右合計2本。
これでやっとリアフェンダーを外せるよ。干渉してリアフェンダーがつけれなくなったらイヤなので、テールランプの配線と同じように通していこう。
リアフェンダーの中に配線を通すことは出来たけど、そこからバッテリーのあたりまでいかなきゃいけない。仕方ないからエアクリーナーボックスを外すよ。外すというか、緩めてずらすというか。
六角棒レンチの5mmで、それっぽいボルトを外していこう。たしか3個だったような。
バッテリーボックスとエアクリーナーボックスがプッシュリベットで繋がってるので、それも外しておこう。
そしたらこんな感じで内側に配線を通すことが出来るよ。黒いのがリアカメラの配線。赤黒のは以前装着した、ウィンカーリレーの移設用配線。
あとは、バッテリー周辺にあるドラレコ本体と接続すればOK。
ただ、フェンダーを戻すのはそこまで大変じゃ無いけど、テールランプから取り出したリアカメラの配線をちょうど良いあんばいの長さに調整するのが相当しんどい。
テールランプとナンバーベースを付けては外して調整してってのを何度も繰り返した。
バイク屋さんってこんな作業してるのね、尊敬。
で、リアフェンダー外しはじめてから3時間くらい悪戦苦闘してやっと満足いく装着になったよ。
フロントカメラはヘッドライトに付けるよ
M820WDは、カメラベースがアルミ製。なので、簡単に曲げることが出来る。つまりヘッドライトとかのアールのある部分に取り付けやすくなってるのよ。これを活かさない手はない。
さて曲げよう。プライヤーとかで簡単に曲げられる。
そしたら、こんな感じでヘッドライトに貼り付け。位置決めに悩んでるうちに付属の両面テープがダメになっちゃった。
ヘッドライトケースは軟質樹脂なので、できればリム部分に貼りたかったけど、カメラの安定がよろしくない気がしたので、あえてケース部分に。
ホームセンターに行って3Mの軟質樹脂対応超強力両面テープを買ってそれで貼り付け。実走テストして外れるようだったら、ヘッドライトケースにビス打つか、ステーでも作ろう。
スイッチ部分はトップブリッジに
せっかくだからスイッチも目立たない位置に設置したい。でも操作できないでは困るので、思案のしどころ。
トップブリッジを見てたら、良さそうな隙間を発見。ただ、へっこんでるのでそのままだと塩梅わるそう。
さっき買ってきた超強力両面テープを折り重ねて高さを出してみる。
で、貼り付けたところ、あら良い感じ。
操作もできるし、のぞき込めばLEDの点灯も確認できる。目立たないし、いったんここで。
あと、自分の場合はデイトナのタコメーターステーを使ってメーターベースを装着してるので、そこに付けても良いかも。
試してみたので、一応参考までに。
タコメーターについてはコチラを参照してね。
タコメーターのベース部分を大きく作り直し。
車体に付けると、こう。なんかいけそうじゃん?
配線が左にはみ出した。配線が左側に来るようにして、ステーに配線を通す隙間作ればもっとスマートになりそう。
ちなみにこのスペース。将来的には油温計をつけようというなのよ。
まとめ
取り付け難易度はかなり低いよ。丁寧にやれば問題なく装着できるはず。外装を外す工具と、電工ペンチは必要だけどね。
一番の難関は、カメラ装着位置とか配線の取り回しにどれくらいこだわるか。でもせっかく専用ステーがあるので、それを活用すれば楽々よ。
配線隠しも、自分はコンパクトキャリアあるから頑張ったけど、純正キャリアだったら正直フェンダーの外を通してたと思う。めっちゃ大変だったし。
ドラレコの動画性能については、また色々テストしてから記事にするよ。
レポート:若林浩志