もはやバイクでも定番になりつつあるドラレコ。いざという時に非常に頼りになってくれる、現代の必須アイテム。スーパーカブ90にもドラレコを装着しててその安心感は良くわかってるので、CT125・ハンターカブにも装着してみるよ。装着するのはMiVue M820WD。基本機能の充実はもちろん、駐車監視機能などもついた高機能最新モデル。今回はハンターカブへの装着工程を追っていくよ。

どうしてもリアカメラの配線を隠したいので頑張ってみた

リアカメラの配線をリアフェンダー内に

純正キャリアのままであればリアカメラの配線も気にならないけど、コンパクトキャリアを使うとどうにも気になる。とはいえ、配線を隠すとなるとリアフェンダーの裏側か内側を通すしかないのよね。

フェンダー裏側なら、作業は簡単そうだけど万が一外れて巻き込んだら怖い。
すごくくめんどくさそうだけどフェンダーを外して中を通せるか確認してみよう。

リアフェンダー外すの初めてなので、手当たり次第にそれっぽいボルト類を外していくよ。
まずはテールランプケースのボルトを3つ。全部六角棒レンチの5mmでOK。

画像1: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

そしたら、テールランプケース上部を内装外しで外そう。軟質樹脂なので爪は折れにくいけど、隙間が無くてなかなか厳しい。

画像2: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

こんな感じで外れるよ。

画像3: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

次にキャリアを外すよ。まず上面のボルト2個を12mmソケットで外そう。

画像4: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

次にリアサス取り付けボルトの上側を、左右とも緩めればリアキャリアは外せるよ。
純正キャリアでエアインテークが付いてる場合は、そこも外してね。

画像5: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

次にガソリンタンク後部のカバーを外そう。ここは10mmソケット。

画像6: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

右側のボルトも忘れずに。あとはプッシュリベットを外すだけ。

画像7: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

次はナンバーベース。フェンダー裏側にナットがあるので、3つ外せば取れるよ。

画像8: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

こんな感じで3つのボルトで締結されてる。

画像9: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

さっき蓋を外したテールランプ。まず8mmのソケットを使ってボルト2個外そう。

画像10: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

テールランプとウィンカーのカプラーを外せば、プラスネジにアクセスできるので、プラスネジ3つを外そう。これでテールランプは取れるよ。

画像11: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

外したテールランプを観察してみると、なんかいかにも穴を開けたくなるようなくぼみがあった。車体に付いてる状態だとリフレクターで隠れるから今まで気づかなかったのね。

画像12: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

リアカメラの配線と比較。これならいけそう、よしここに穴開けて通そう。

画像13: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

ノギスを忘れたのでモンキーで測ってみたところ、リアカメラの配線が4mm。

画像14: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

ドリルで4mmの穴を開けるよ。軟質樹脂なので簡単。

画像15: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

前方後円墳みたいな形状にして、配線がカチッとはまるようにしてみた。このあとヤスリで整形したけど、写真撮り忘れた。

画像16: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

試しに通してみると良い感じ。

テールランプとナンバーベースをリアフェンダーにあてがってみたところ、ホースの曲がり具合もギリギリいけそう。ナンバーベースの土台部分にゴムがあるおかげで、隙間もほとんど生まれなかった。でも念のため防水用にグリスでも突っ込んでおこう。

画像17: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

あとはリアフェンダーを外して、中に配線を通すだけ。リアフェンダーの取り付けてるボルト類を一通り外すよ。前方のボルトは5mmの六角棒レンチ。

画像18: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

裏側見たらプラスネジやプッシュリベットがあちこちにあった。

画像19: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

リアフェンダーやや前方部分にプラスネジ。左右にあるので2本。

画像20: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

やや後方側にプッシュリベット。これも左右ある。

画像21: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

さらにリアサス後方側にプッシュリベット。こんなん気づかないよ。こちらも左右合計2本。

画像22: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

これでやっとリアフェンダーを外せるよ。干渉してリアフェンダーがつけれなくなったらイヤなので、テールランプの配線と同じように通していこう。

画像23: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

リアフェンダーの中に配線を通すことは出来たけど、そこからバッテリーのあたりまでいかなきゃいけない。仕方ないからエアクリーナーボックスを外すよ。外すというか、緩めてずらすというか。
六角棒レンチの5mmで、それっぽいボルトを外していこう。たしか3個だったような。

バッテリーボックスとエアクリーナーボックスがプッシュリベットで繋がってるので、それも外しておこう。

画像: バッテリーボックス

バッテリーボックス

そしたらこんな感じで内側に配線を通すことが出来るよ。黒いのがリアカメラの配線。赤黒のは以前装着した、ウィンカーリレーの移設用配線。

画像24: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

あとは、バッテリー周辺にあるドラレコ本体と接続すればOK。

ただ、フェンダーを戻すのはそこまで大変じゃ無いけど、テールランプから取り出したリアカメラの配線をちょうど良いあんばいの長さに調整するのが相当しんどい。
テールランプとナンバーベースを付けては外して調整してってのを何度も繰り返した。
バイク屋さんってこんな作業してるのね、尊敬。

で、リアフェンダー外しはじめてから3時間くらい悪戦苦闘してやっと満足いく装着になったよ。

画像25: リアカメラの配線をリアフェンダー内に

フロントカメラはヘッドライトに付けるよ

M820WDは、カメラベースがアルミ製。なので、簡単に曲げることが出来る。つまりヘッドライトとかのアールのある部分に取り付けやすくなってるのよ。これを活かさない手はない。

さて曲げよう。プライヤーとかで簡単に曲げられる。

画像1: フロントカメラはヘッドライトに付けるよ

そしたら、こんな感じでヘッドライトに貼り付け。位置決めに悩んでるうちに付属の両面テープがダメになっちゃった。

ヘッドライトケースは軟質樹脂なので、できればリム部分に貼りたかったけど、カメラの安定がよろしくない気がしたので、あえてケース部分に。
ホームセンターに行って3Mの軟質樹脂対応超強力両面テープを買ってそれで貼り付け。実走テストして外れるようだったら、ヘッドライトケースにビス打つか、ステーでも作ろう。

画像2: フロントカメラはヘッドライトに付けるよ

スイッチ部分はトップブリッジに

せっかくだからスイッチも目立たない位置に設置したい。でも操作できないでは困るので、思案のしどころ。

トップブリッジを見てたら、良さそうな隙間を発見。ただ、へっこんでるのでそのままだと塩梅わるそう。

画像1: スイッチ部分はトップブリッジに

さっき買ってきた超強力両面テープを折り重ねて高さを出してみる。

画像2: スイッチ部分はトップブリッジに

で、貼り付けたところ、あら良い感じ。

画像3: スイッチ部分はトップブリッジに

操作もできるし、のぞき込めばLEDの点灯も確認できる。目立たないし、いったんここで。

画像4: スイッチ部分はトップブリッジに

あと、自分の場合はデイトナのタコメーターステーを使ってメーターベースを装着してるので、そこに付けても良いかも。

試してみたので、一応参考までに。

タコメーターについてはコチラを参照してね。

タコメーターのベース部分を大きく作り直し。

画像5: スイッチ部分はトップブリッジに

車体に付けると、こう。なんかいけそうじゃん?

画像6: スイッチ部分はトップブリッジに

配線が左にはみ出した。配線が左側に来るようにして、ステーに配線を通す隙間作ればもっとスマートになりそう。

画像7: スイッチ部分はトップブリッジに

ちなみにこのスペース。将来的には油温計をつけようというなのよ。

画像8: スイッチ部分はトップブリッジに

まとめ

取り付け難易度はかなり低いよ。丁寧にやれば問題なく装着できるはず。外装を外す工具と、電工ペンチは必要だけどね。

一番の難関は、カメラ装着位置とか配線の取り回しにどれくらいこだわるか。でもせっかく専用ステーがあるので、それを活用すれば楽々よ。
配線隠しも、自分はコンパクトキャリアあるから頑張ったけど、純正キャリアだったら正直フェンダーの外を通してたと思う。めっちゃ大変だったし。
ドラレコの動画性能については、また色々テストしてから記事にするよ。

レポート:若林浩志

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