ホンダ「GB350」「GB350 S」の変遷
年式による違いは排出ガス規制の適合
2021年型として登場したGB350/GB350 S。2023年の7月には両車とも初の変更を受けている。年式による最大の違いは、排出ガス規制への適合。2023年型は国内で今後も販売を続けるための認証ともなる「平成32年(令和2年)排出ガス規制」への適合を行っている。マフラー等を交換する時には注意しよう。
ただ、これによる出力(最大出力15 kW[20 PS]/5500rpm)等の変更はない。諸元表上ではGB350の重量が1kg軽い179kgになったが、ここは気にしなくてもいいだろう。
装備面ではGB350ではリアサスペンションスプリングの色がシルバーからブラックに変わった。GB350 Sではハンドルパイプがマットシルバー塗装になり、サイドカバーエンブレムがシンプルなデザインになっている。
カラーリングは、GB350/GB350 Sそれぞれのキャラクターを生かした単色が採用される。2023年型ではGB350にカジュアルなイメージのマットパールグレアホワイトが加わり、キャンディークロモスフィアレッドを廃しての3カラーに。またGB350 Sでは清涼感のある新色プコブルーを追加して、従来の2色から3色のラインナップへと変わっている。
ホンダ「GB350」2021年モデル
マットジーンズブルーメタリック
キャンディークロモスフィアレッド
マットパールモリオンブラック
ホンダ「GB350 S」2021年モデル
パールディープマッドグレー
ガンメタルブラックメタリック
ホンダ「GB350」2023年モデル
マットパールグレアホワイト
マットジーンズブルーメタリック
マットパールモリオンブラック
ホンダ「GB350 S」2023年モデル
プコブルー
パールディープマッドグレー
ガンメタルブラックメタリック
ホンダ「GB350「GB350 S」2023年モデルの主なスペック・燃費・価格
※《 》内はGB350 S
全長×全幅×全高 | 2180×790×1105mm《2175×780×1100mm》 |
ホイールベース | 1440mm |
最低地上高 | 166mm《168mm》 |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 179kg《178kg》 |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC単気筒 |
総排気量 | 348cc |
ボア×ストローク | 70.0×90.5mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 15kW(20PS)/5500rpm |
最大トルク | 29N・m(3.0kgf・m)/3000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19M/C 57H・130/70-18M/C 63H《150/70R17M/C 69H》 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 56万1000円《60万5000円》(消費税10%込) |