文：山口銀次郎／写真：柴田直行
ヤマハ「YZ250F」2024年モデル｜インプレ
YAMAHA YZ250F
2024年モデル
オフロード競技用モデル
総排気量：249cc
エンジン形式：水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高：970mm
車両重量：105kg
税込価格：94万500円
戦闘力を高め、エンジョイライダーの成長もサポート
幅のあるシュラウド部分がスリム化され、乗車姿勢から車体を見下ろすとワンサイズダウンした印象が強い。不思議なことに、実際に走り出してみると細い印象のままに、さらにコンパクトになった様な手応えなのだ。前モデルと比べ、装備重量でマイナス1㎏の軽量化を果たすが、数値的には驚くほどではない。しかし、アクセルワイヤーやハーネス、リアフレーム、チェーンガイド等々細部の軽量化が幅広く行われている。
フレームは300gの重量増となるものの形状を全面的に刷新し、剛性等の適正化が図られたという。これらの変更により、明らかに一体感が増していることがエンジョイライダーの私でも感じ取ることが出来るところも驚きだ。
走り出してすぐに感じ取れる手応えは優しくフレンドリーで、高いコンロール性に満ちていた。骨格も含め足回りは、高次元の走りに応えてくれる許容があり、頼もしいことこの上ない仕上がりだ。
スマホにインストールするパワーチューナーは、小難しさが一切なく解りやすさがさらに向上。セッティングのみならず、ラップタイムやセットアップガイド、そしてモニター機能など、ライダーの成長をサポートする機能がプラスされている。今回の走行は、わだちも少なく荒れていないコースだったが、荒れていたりマディ路での走行時にも心強いことだろう。
ヤマハ「YZ250F」2024年モデル｜注目ポイント
人間工学に基づくボディーワークを構築し、細部を見直し軽量化とともに操縦安定性を向上。エンジンは、低中速を犠牲にせず高回転域の性能を改善。セッティングインターフェイス「パワーチューナー」は見やすさや使い勝手を向上させている。
フレームは、タンクレール角度を前傾させ「ねじれ挙動」をチューニングし回頭性の向上を図った。また、前モデルと比べ300gの重量増だが、必要な重量を与え荒れた路面でも暴れないタフさを追求したという。エンジンは、構成部品を見直し高回転域の性能向上を果たし、新作のカムチェーンを採用することで信頼性を向上。
YZ誕生50周年を記念して、1993年のYZ250/125をオマージュしたアニバーサリーモデルも、YZ125と共に用意された。
スロットルワイヤーで60g、電装ハーネス／スイッチで200g、燃料タンクで200g、リアフレームで200g、チェーンガイドで80g、フートレストで220g、エアクリーナーで220g、それぞれの構成部品を軽量化。
スロットルワイヤーで60g、電装ハーネス／スイッチで200g、燃料タンクで200g、リアフレームで200g、チェーンガイドで80g、フートレストで220g、エアクリーナーで220g、それぞれの構成部品を軽量化。
スロットルワイヤーで60g、電装ハーネス／スイッチで200g、燃料タンクで200g、リアフレームで200g、チェーンガイドで80g、フートレストで220g、エアクリーナーで220g、それぞれの構成部品を軽量化。
スロットルワイヤーで60g、電装ハーネス／スイッチで200g、燃料タンクで200g、リアフレームで200g、チェーンガイドで80g、フートレストで220g、エアクリーナーで220g、それぞれの構成部品を軽量化。
ヤマハ「YZ250F」2024年モデル｜動画・写真
2024 Yamaha YZ250F: Lighter, sharper and more advanced.
www.youtube.com
ヤマハ「YZ250F」2024年モデル｜主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2180×825×1275mm |
| ホイールベース | 1475mm |
| 最低地上高 | 350mm |
| シート高 | 970mm |
| 車両重量 | 105kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 249cc |
| ボア×ストローク | 77.0×53.6mm |
| 圧縮比 | 13.8 |
| 燃料タンク容量 | 6.2L |
| 変速機形式 | 5速リターン |
| キャスター角 | 26° 55′ |
| トレール量 | 119mm |
| ブレーキ形式（前・後） | シングルディスク・シングルディスク |
| タイヤサイズ（前・後） | 80/100-21 51M・110/90-19 62M |
| メーカー希望小売価格 | 94万500円（消費税10％込） |
文：山口銀次郎／写真：柴田直行
