長年に渡って後付けグリップヒーターの開発を行なっているキジマ。この記事では、定番製品の「GH10」を紹介しよう。 
文:太田安治/写真:南 孝幸

キジマ「グリップヒーター GH10」テスト&レポート

画像: KIJIMA グリップヒーター GH10 税込価格:2万350円 対応車種:ハンドルパイプ外径22.2mm、グリップ長120mmまたは130mm、12V電装車 販売元:キジマ

KIJIMA
グリップヒーター GH10

税込価格:2万350円
対応車種:ハンドルパイプ外径22.2mm、グリップ長120mmまたは130mm、12V電装車
販売元:キジマ

握り心地にも拘った定番アイテム

発熱量の余裕と断線などのトラブルの少なさに定評のある、キジマのグリップヒーターが『GH』シリーズ。現在は汎用巻き付けタイプのGH05、スイッチ別体式のGH08、スイッチ一体型のGH07、GH07の機能にプラスしてグリップ径のスリム化と取り付けやすさを向上させたGH10がラインアップされている。

今回はGH10をクロスカブ110に装着。グリップヒーターの多くは純正のスロットルパイプからグリップを外して付け替える仕様で、車種によってはスロットルパイプに付いている滑り止めのリブやフランジを削り落とす必要もある。しかしGH10はスロットルパイプ一体式なので、こうした手間は一切不要。事前に電源分岐ハーネスと耐熱ボンドを用意しておけば1時間以内で装着できる。

個人的に好みなのは握り心地。ほとんどのグリップヒーターは発熱体の内蔵によってグリップ外径が太くなっているが、この製品の外径は32mmと、純正グリップと変わらない。ラバーの硬度と表面パターンも入念に設定されていて、少ない握力でしっかり握れ、雨の日も滑りにくい。

発熱量は充分だし、冬用グローブでもスイッチ操作がしやすく、5色のLEDで温度設定レベルも判りやすい。電圧が下がると自動停止する機能もあり、発電量/バッテリー容量の少ない小型車や旧車でも安心。選んで間違いなしの製品だ。

画像1: ▶▶▶Amazonはこちら|価格をチェック キジマ「グリップヒーター GH10」 amzn.to

▶▶▶Amazonはこちら|価格をチェック
キジマ「グリップヒーター GH10」

amzn.to
画像: 外気温16℃でスイッチを入れ、3分後に約45℃まで上昇。過去に同製品を外気温5℃で試したときも発熱量は充分だった。

外気温16℃でスイッチを入れ、3分後に約45℃まで上昇。過去に同製品を外気温5℃で試したときも発熱量は充分だった。

画像: グリップ径は32mmジャスト。グリップヒーターの多くは34mm前後なので、握り心地の差は歴然。表面の滑りにくさも特徴だ。

グリップ径は32mmジャスト。グリップヒーターの多くは34mm前後なので、握り心地の差は歴然。表面の滑りにくさも特徴だ。

画像: 各車種に対応するACC分岐ハーネス(550円〜1650円)と耐熱ボンド(864円)を用意しておけば手早く確実に取り付けられる。

各車種に対応するACC分岐ハーネス(550円〜1650円)と耐熱ボンド(864円)を用意しておけば手早く確実に取り付けられる。

画像: キジマ「グリップヒーター GH10」使用レビュー|純正グリップとほとんど変わらない太さがいい! 小排気量車や旧車にもおすすめ

テスター太田安治の欲張りリクエスト
GH07で大好評を博した暖かさとスイッチ操作性の良さをそのままに、スロットル側グリップを簡単に交換できるようにした親切設計。充分な発熱量と純正同様の握り心地で不満はない。

文:太田安治/写真:南 孝幸

画像2: ▶▶▶Amazonはこちら|価格をチェック キジマ「グリップヒーター GH10」 amzn.to

▶▶▶Amazonはこちら|価格をチェック
キジマ「グリップヒーター GH10」

amzn.to

This article is a sponsored article by
''.