文:西野鉄兵/写真:南 孝幸、西野鉄兵、トライアンフ
デビューフェアを開催|来場や試乗でオリジナルアイテムをゲットできる!

TRIUMPH Speed 400
総排気量:398cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:790mm
車両重量:171kg
発売日:2024年1月26日(金)
税込価格:69万9000円

TRIUMPH Scrambler 400 X
総排気量:398cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:835mm
車両重量:180kg
発売日:2024年1月26日(金)
税込価格:78万9000円
普通自動二輪免許で運転できるトライアンフ
英国のバイクメーカー・トライアンフは、“ボンネビル”をはじめとするモダンクラシックシリーズ、アドベンチャーモデルの“タイガー”、スポーティな“デイトナ”や“スピードトリプル”、さらには排気量2458ccの“ロケット3”など多種多様なモデルを展開している。
日本でも近年とくに人気を集め、2023年の年間販売台数は過去最高となる4108台を記録した。
この4108台は、すべて大型自動二輪免許が必要な車両だ。新型車「スピード400」「スクランブラー400X」は、排気量398ccで普通自動二輪免許を取得していれば運転できるブランニューモデルとなる。これらが新たなユーザーを創出することは間違いなく、2024年はトライアンフにとってメモリアルイヤーとなることだろう。
車両価格は「スピード400」が税込69万9000円、「スクランブラー400X」が税込78万9000円。国内メーカーの400ccモデルと比較しても、魅力的に思える設定だ。

トライアンフは1月26日の発売と同時に、デビューフェアを開始した。全国の正規販売店に訪れるとオリジナルステッカーがプレゼントされる。さらに試乗を行なえば、オリジナルマルチハードケースもゲットできるぞ。フェアの期間は2024年2月16日までだが、どちらも数に限りはあるとのことだ。


実車を見た感想|2024年1月25日に東京で日本初公開
トライアンフ・イズムをたしかに感じられるたたずまい
1月25日には、都内でメディア向け発表会が行なわれた。
実車を初めて見た筆者の感想は、「写真や動画で見ていたよりも高級感がある!」ということ。価格が発表されたときはリーズナブルなことに驚きつつも、正直なところ逆につくりが心配にもなった。しかし杞憂だったようだ。実物はとても完成度が高く感じられた。

TRIUMPH Speed 400
ロードスターの「スピード400」からはトライデント660やスピードツイン1200などのDNAを感じられるし、「スクランブラー400X」もスクランブラー900や1200のファミリーであることがひと目で分かる。
そして、置かれた状態の美しさや存在感は、トライアンフならではのものだった。
筆者は2003年式のトライアンフ「ボンネビルT100」のオーナーでもあるのだが、スーパーやコンビニの駐輪場でさえ愛車の元に戻ると「やっぱり、かっこいいな」と日々感じている。そのおかげもあり、中古で購入したのち約10年間に渡って所有し続けている。

TRIUMPH Scrambler 400 X
「スピード400」「スクランブラー400X」もきっと普段の生活の中で、都度惚れ直すことができるモデルだろう。愛車への想いが高まればおのずと、山や海、おしゃれな都市、古い町並み、キャンプサイトなど、いろいろな場所へ連れ出したくもなる。
また同時に、既存のトライアンフのラインナップでは感じられない“スリムさ”が印象的だった。
400cc単気筒モデルという、その特性をしっかりと活かして造られている。車両重量は「スピード400」が171kg、「スクランブラー400X」が180kg。“軽くて細い”という特徴は、トライアンフというブランドにおいては、とても新鮮に感じられる。ただ単に「既存モデルの小型版を造りました」というわけではないのだ。
ぜひ興味がある方は、店頭で実車を確認してみてほしい。

発表会には、トライアンフモーターサイクルズジャパンの大貫陽介社長をはじめ、音楽バンド「WONK(ウォンク)」のボーカル・長塚健斗さん、webオートバイではオートバイ男士部としておなじみの俳優・佐藤信長さん、オートバイ女子部のYouTuber・Rurikoさんも登場。日本初公開のアンベールがなされた。
写真は左から長塚健斗さん、佐藤信長さん、大貫陽介社長、Rurikoさん。

佐藤信長さんは、発表会当日の早朝に試乗を行なった。「スピード400」「スクランブラー400X」は、どんなライダーにもおすすめできるモデルだと表現。扱いやすくてビギナーも安心でき、気軽に乗れることからビッグバイクを持つ方の普段使い用としてもいい、と語った。

トライアンフのデイトナ675を所有しているRurikoさんは、本国イギリスで行なわれた発表会にも参加し、いち早く今回の2台をチェックしてきた。「2台とも塗装に高級感があるなぁと思いました。スクランブラー400Xはシートが少し高く感じたのですが、軽いので取り回しは楽ですよ!」
文:西野鉄兵/写真:南 孝幸、西野鉄兵、トライアンフ