ここで紹介する5台。タイプや年式に関わらず「バイク王はここまでできる!」という自信作だ。
文:中村浩史/写真:松川 忍
YAMAHA R1-Z つくばテクニカ
グランプリ受賞車
絶版2ストだって手に入る!
今回のコンテストでグランプリを獲得したのが、このR1-Z。絶版であり、2ストロークという絶滅したエンジンのため、ベテランから初心者まで、安心して長く味わえるR1-Zを目指したという。
長く2スト車に乗るために、シリンダーに永久保証を謳う井上ボーリングのICBM加工を施し、分解整備したエンジンは、消耗部品を全交換。キャブレターも新品とし、これで2ストエンジンも新車同様のコンディションで乗り始めることができる。販売価格:168万円
Honda Rebel250 寝屋川テクニカ
大人気ベストセラーもワイルドに変身!
絶版車の整備&レストアだけではなく、現行モデルも出展。新車、中古車に限らず大人気の現行モデル、レブル250をチョッパー風にカスタム。なんと足踏み式クラッチを製作し、ジョッキーシフトと呼ばれる手動シフトとした。
エンジンは整備のみ、チョッパースタイルに近づけるためにCL250のステムとホイールを純正流用、10cmロングフォークを組んでいる。ハンドルやワイヤー類もすっきり収まっているのもポイント。販売価格:86万8000円(寝屋川店)
ただのコンテストではなくバイク王のビジョンを具現化
今回で10回目を迎えたこのCSコンテストは、ここで紹介した5拠点の5モデルが出品され、つくばテクニカが製作したR1-Zがグランプリを獲得。つくばテクニカは、これで3年連続のグランプリだ。
それぞれの拠点が選択したベースモデルは、単にレストアを施すだけではなく、通常の「買い取り→整備→販売」のフローにつながるものばかり。
福岡と神戸テクニカの2台のモンキーは、貴重な絶版モデルを、心配なく普段使いできるように手が入れられていて、横浜テクニカのNSR50は、純正パーツをきれいに仕上げ再利用するなど、純正に近い形のコンディションで仕上げた。
寝屋川テクニカのレブルはカスタムすることで叶えられるオーナーの理想を表現しているし、つくばテクニカのR1-Zは、入手が難しい貴重な2ストロークモデルに、永久保証のあるシリンダー加工を施し、思い切って走れる2ストを目指した。レーシングキャブや大型ラジエターで、サーキットランまで見据えた仕様なのだ。
どの車両も、バイク王のビジョンである「バイクライフの生涯パートナー」を具現化したものだ。
取材協力 バイク王
「♪バイクを売るならGOバイク王〜」のCMソングでもおなじみの「バイク王&カンパニー」は、買い取りしたバイクを整備し、業者向けオークションのほか、自社店舗でも一般ユーザー向けに上質な車両のみを販売。バイクライフ総合カンパニーとなっている。
買い取りの無料査定をはじめ、バイクを探すにも公式WEBサイトが充実。今は「♪バイクのことならGOバイク王〜」になっています!
文:中村浩史/写真:松川 忍