長めのホイールベース、気軽に乗り降りできる低めのシート高。「ちょうどいい」サイズ感に、見ても見られても、さまになるライディングポジション。迫力がありながらクセのないハンドリング。レブルの実力はここに集約される。

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ライディングポジションは「ちょうどいい」の実現

レブルの主なディメンション。座りやすく安心感のある690mmのシート高。それでいながら無理なく腕が伸び、腰と足の位置が決まるポジションを得ている。フロントフォークは28度のキャスターより2度寝かせた30度の角度でトレール量110mmを作り、クセのないハンドリングを得ている。

画像: ライディングポジションは「ちょうどいい」の実現

カテゴリーではなく必然で作られた各数値

レブルが持つ低めのシート高や長めの車体は、あえての区分となる「クルーザー」だからというものではない。開発者が話していた「ちょうどいい」の実現で選ばれた数字によるものだ。

690mmのシート高は気軽に乗れるため。ぱっと跨がってすぐ足が着くし、そこから来る安心感は絶大。乗り降りやUターン時を主につい感じてしまう、倒してしまう、こけるという不安を払拭してくれる。これは経験があろうがなかろうが、大事な要素になる。

足が載るステップ位置もクルーザーにありがちなフォワードコントロール(前位置)でなく、ミドルポジションが選ばれた。

さらに1490mmのホイールベースは、やや長めで安定方向。でもただゆったりというのではない。28度のキャスター角に対してさらに2度のスラント(傾き)角を加えた30度のフォーク角を与えることでトレール量を短く採り、クセのないニュートラルなハンドリングを持たせている。

こうしたディメンション設定に加え、操作がきちんとできる範囲で、ほどよく腕が伸び切るくらいのイメージで乗れるようにライディングポジションも何度も詰め、見て見られてさまになるシルエットを実現したのだという。

通常は排気量ごとに異なる設計を行う車体だが、レブルでは250(含む300)/500で共通化している。ともに誰がどこで見てもレブル。優劣はなく、好みで選べるという利点も生んでいる。

画像: 奥はレブル500、手前はレブル300(ともに北米仕様。レブル300は日本では250と考えるといい)。こうして並べてもまったく優劣がないほどに自然だ。大型免許があれば両方をパワーの違いや500の落ち着きで選ぶことも面白いはずだ。

奥はレブル500、手前はレブル300(ともに北米仕様。レブル300は日本では250と考えるといい)。こうして並べてもまったく優劣がないほどに自然だ。大型免許があれば両方をパワーの違いや500の落ち着きで選ぶことも面白いはずだ。

レブル250/500の比較

レブル250

画像1: レブル250/500の比較

上はレブル250、下はレブル500(北米仕様のためタンデムシートは外している)。ともに初代2017年型で、2気筒か単気筒かというエンジンボリュームを除いて違いはほぼない。

レブル500

画像2: レブル250/500の比較

レブル250/500、各部の違い

レブル250(300)

レブル250(300)のフィーチャーマップ。オレンジ表示の部分がレブル500との違いで、エンジンはCBR250R由来の水冷DOHC4バルブ単気筒、排気系もこれに合わせた1本出しだが、500とはエキパイが2本か1本かの違いでサイレンサー形状は同じだ。

画像1: ホンダ「レブル250/500」ライポジの秘密|気軽さを重視したライディングポジションが250/500の両方に同様に適用される

レブル500

レブル500のフィーチャーマップ(各部装備の一覧)。青く表示された部分=エンジンはCB500F/CBR500F/500X(国内ではいずれも399cc版の400として販売)系の並列2気筒を積んでいるが、それ以外は上のレブル250/300とほぼ変わらないことが分かる。

画像2: ホンダ「レブル250/500」ライポジの秘密|気軽さを重視したライディングポジションが250/500の両方に同様に適用される

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