レブル250・レブル500の低く構えつつ安定感のあるルックス。その延長にあるかのような安定した走りはワイドスパン&大径のフロントフォークや大径丸パイプスイングアーム、前後16インチ径のホイール&タイヤといった足まわりが支える。
※掲載写真は2017年モデルです。

ホンダ「レブル250」「レブル500」の足まわりの特徴

ナロースタイルとの対照で安心感もより深められる

ナローに徹したメインフレームに対して、レブルの足まわりはファット&ワイドの構成を採っている。フロントフォークはインナーチューブ径Φ41mmと、ひとつまたはふたつ上のクラスの標準という大径を採用。左右フォーク間の距離=スパンも230mmとビッグバイク並みの広さとしている。

これが意味するところは、ひとつは迫力ある存在感を出すため。130幅で90扁平と、ワイド&ファット=幅広で扁平率を抑えた16インチフロントタイヤとの組み合わせもこれに寄与している。

それだけでないもうひとつが、見た目から来る安心感、安定感を実際にも持たせるため。ワイドスパン配置の大径フォークとファットタイヤは、路面からの入力をしっかり受けて緩衝してくれる。ディメンション設定の解説でも触れたが、適正なトレール量の設定によって、ハンドルは切れ過ぎず、また鈍さもないニュートラルなハンドリングを得ているため、これも合わさって怖さが減る。ミッドポジションのステップもそうだ。

リヤについても、スイングアームにΦ45mmと大径の鋼管を使うことで力強さを演出するとともに、150幅で80扁平のワイド&ファットタイヤとで十分な路面追従性と乗り心地を両立。もちろん前後タイヤは銘柄を選ぶ自由度もある。

このように、レブルの足まわりはルックス上の大きなアクセントとなると同時に、実際の走りのシーンでも高い安心感をライダーに提供してくれる。


フロントサスペンション

左はレブル250、右はレブル500の、フロントまわり。ともにフロントフォークは一般的なテレスコピックタイプで、インナーチューブ径はΦ41mmと、通常より1~2クラス太いものを使う。フォークスパン(左右フォークの中心間距離)も230mmと、リッタークラスモデルに匹敵。フレームとの剛性バランスも追求した上で高い路面追従性も実現した。


リヤサスペンション

リヤサスペンション、写真はともにレブル250。500も同じ構成を採る。コンベンショナルな2本ショック式で、ショックアッパーはライダーシート下にセット、ロアはスイングアーム内側にマウントした厚板に、リヤアクスルシャフトともにマウントしてシンプルな構造とするとともに、高い路面追従性を得た。スイングアームはΦ45mm丸型鋼管を使う。


フロントタイヤ&ホイール、ブレーキまわり

レブル250(500も同構成)のフロントタイヤ&ホイール、ブレーキまわり。ホイールは3.00-16インチの10本スポークキャストで、タイヤはさまざまな銘柄が選べる130/90-16サイズを設定。標準装着品はダンロップD401だ。フロントブレーキはニッシン製片押し2ピストンキャリパーに、ホイール同様のインナーデザインを施した穴開きディスクを組み合わせる。


リヤタイヤ&ホイール、ブレーキまわり

同じくレブル250(500も同構成)のリヤタイヤ&ホイールとブレーキまわり。ホイールはフロントよりリムが1サイズ広い3.50-16インチの10本スポークキャストで、タイヤは150/80-16サイズのD401。幅広=ワイドで扁平率を抑えた=ファットな構成はフロント同様。ブレーキはニッシン片押し1ピストンキャリパー+ソリッドマウントの穴開きディスク。


ブレーキレバー&ブレーキペダル

自然なライディングポジションの延長で、自然に握れる位置にフロントブレーキレバーも来る(写真左)。もし遊び調整などを考えるなら、純正アクセサリーに調整式レバーが用意されるので、それも視野に入れよう。ステップ(写真右)も自然な位置のミッドポジションでブレーキペダルもスムーズに踏める。

This article is a sponsored article by
''.