トライアンフ「ロケット3ストームR」「ロケット3ストームGT」の特徴
従来モデルから最高出力15PS・最大トルク4Nmアップ!
初代「ロケット3」が登場したのは2004年のことだった。20周年という節目を迎え、トライアンフはニューモデル「ロケット3ストーム」シリーズを発表した。
排気量2457ccの直列3気筒エンジンは、従来モデルから最高出力を15PSパワーアップし182PS/7000rpmを発揮。同時に最大トルクも4Nm向上して、4000rpmで225Nmを発揮する。
ホイール径はフロント17インチ・リア16インチ。10本スポークのアルミ鋳造ホイールを新採用した。これによりバネ下質量を低減し、敏捷性を高めたという。
サスペンションは前後ともにショーワ製を採用。Φ47mmの倒立フォークは伸側減衰と圧側減衰の調整が行なえる。リアのモノショックは伸側・圧側減衰とプリロードの調整が可能だ。
ブレーキキャリパーは前後ブレンボ製。フロントはΦ320mmのダブルディスク、リアはΦ300mmのシングルディスク。コーナリングABSも備わる。
電子制御スロットルを採用し、4種のライディングモードを搭載。トラクションコントロールやクルーズコントロールはもちろん標準装備。メーターは高機能なフルカラーTFTディスプレイだ。
外観は各部をブラックアウトしているのが特徴的。随所にブラックアルマイト仕上げが施されており、シックな高級感を醸している。
シリーズには「R」と「GT」があり、「GT」は長めのスクリーンやタンデムシートのバックレストなどを備え、ライディングポジションは「R」よりもアップライト。ロングクルーズでの快適性をより重視した仕様となる。ハンドル形状とともにステップ位置のちがいも大きい。「R」はミッドフットコントロール、「GT」はフォワードコントロールを採用している。
車両価格は、「ロケット3ストームR」は税込298万9000円。「ロケット3ストームR」は税込305万9000円。ボディカラーはそれぞれ3色ずつ用意されている。
トライアンフ・チーフ・コマーシャル・オフィサーのポール・ストラウド氏はこのモデルの発表に際し、次のようにコメントしている。
「究極のマッスルロードスターとして世界中で知られるRocketは、2019年に2.5リッターエンジンを導入して以来、すでに全世界で18000台以上の販売を達成しています。お客様からのフィードバックに耳を傾けることで、Rocketの筋肉質な存在感と目も眩むようなパフォーマンスが愛されていることがわかりました。また、ライダーがさらなるものを望んでいることも知っています。だからこそ、新型Rocket 3 Storm RとGTに印象的なパワーとトルクの向上、さらに優れた敏捷性、そしてダークでムーディーなスタイルと存在感を与えたのです」
トライアンフ「ロケット3ストームR」「ロケット3ストームGT」のカラーバリエーション
ロケット3ストームR
ロケット3ストームGT
【アンケート】 あなたはどのモデルが好きですか?
お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
投票ありがとうございました。
トライアンフ「ロケット3ストームR」「ロケット3ストームGT」の動画・写真
トライアンフ「ロケット3ストームR」「ロケット3ストームGT」の主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2365×920《940》×1125《1185》mm |
ホイールベース | 1675mm |
シート高 | 773《750》mm |
車両重量 | 318《321》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ直列3気筒 |
総排気量 | 2457cc |
ボア×ストローク | 110.2×85.9mm |
圧縮比 | 10.8 |
最高出力 | 134kW(182PS)/7000rpm |
最大トルク | 225N・m/4000rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 27.9° |
トレール量 | 134.9mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ300mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 150/80 R17 V・240/50 R16 V |
メーカー希望小売価格 | 298万9000円《305万9000円》(消費税10%込) |
まとめ:西野鉄兵