モーターサイクルショー2024のヤマハブースでは、新型車「XSR900GP」が注目を集めていた。外装キットを装着したモデルも展示され、発売の準備は整っている様子だ。現時点で分かったことをお伝えしよう。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ヤマハ「XSR900GP」特徴

画像: YAMAHA XSR900GP モーターサイクルショー2024 参考出品車 発売日:未定 税込価格:未定

YAMAHA XSR900GP
モーターサイクルショー2024 参考出品車

発売日:未定
税込価格:未定


1980年代を偲ばせるアクセサリー車も公開!

ヤマハのスポーツヘリテージシリーズのトップモデルであるXSR900シリーズに加わった魅力的な派生モデルが「GP」。1980年代のグランプリシーンで培ってきたレースの歴史とその精神を表現したモデルで、世界GPを戦ったレーサー・YZR500をオマージュしたスタイリングが特徴。ナックルガードを備えた、往年を偲ばせる懐かしいデザインのハーフカウルが印象的だ。

折しもデルタボックスフレームが登場してから40周年を迎える記念の年に誕生したGPだが、ヤマハのレーシングスピリットを感じながら爽快な走りを楽しみたい、というコンセプトの元、基本メカニズムはXSR900のものを受け継いでいるが、フレームはエンジン懸架のブラケットの肉厚を変更するなど、剛性バランスをチューニング。スタンダードのXSRとはまた違った走りのキャラクターに仕立てている。

そして今回のモーターサイクルショーでは、ワイズギアから2台の外装キット装着車も登場。欧州でオプション扱いになっているアンダーカウルをセットしてフルカウルとした上で、1984年に登場して絶大な人気を誇ったFZ400Rと、同じく1984年に登場した究極のGPマシンレプリカ・RZV500Rを思わせるグラフィックを施して話題となった。ノーマル、アクセサリー装着車、いずれも市販が楽しみだ。

ヤマハ「XSR900GP」各部装備・ディテール解説

画像: MT-09譲りのCP3エンジンは119PSを発揮。クイックシフター、スリッパークラッチに加えて、合計5種類のライディングモードも搭載される。

MT-09譲りのCP3エンジンは119PSを発揮。クイックシフター、スリッパークラッチに加えて、合計5種類のライディングモードも搭載される。

画像: 前後ホイールはレッド仕上げ。タイヤはブリヂストンの最新ハイグリップタイヤ、バトラックスS23を標準装着する。

前後ホイールはレッド仕上げ。タイヤはブリヂストンの最新ハイグリップタイヤ、バトラックスS23を標準装着する。

画像: ナックルガードを備えたカウルはYZR500を彷彿させる。ヘッドライトはプロジェクタータイプのLEDで、小ぶりだが明るさは十分。

ナックルガードを備えたカウルはYZR500を彷彿させる。ヘッドライトはプロジェクタータイプのLEDで、小ぶりだが明るさは十分。

画像: アッパーカウルステーは1980年代のスポーツモデルを思わせる形状。カウルの固定にはベータピンを使う、徹底したこだわりぶり。

アッパーカウルステーは1980年代のスポーツモデルを思わせる形状。カウルの固定にはベータピンを使う、徹底したこだわりぶり。

画像: メーターは5インチカラーTFTに変更。表示モードは4種類あるが、写真の「アナログ」モードは指針の動きにまでこだわった力作。

メーターは5インチカラーTFTに変更。表示モードは4種類あるが、写真の「アナログ」モードは指針の動きにまでこだわった力作。

画像: シングルシート風だが、実際はシートカバーで、折り畳み式のタンデムステップも備える。このシートカバーはアクセサリー設定となる模様だ。奥に覗くのはLEDテールランプ。

シングルシート風だが、実際はシートカバーで、折り畳み式のタンデムステップも備える。このシートカバーはアクセサリー設定となる模様だ。奥に覗くのはLEDテールランプ。

ヤマハ「XSR900GP」外装キット

RZV&FZに大変身‼ 魅力的な外装キットも登場!

画像: ヤマハ「XSR900GP」外装キット

FZ400R STYLE

画像: FZ400R STYLE

1984年に登場したFZ400Rを思わせるグラフィックが施されているこのXSR900GPは、ワイズギアの市販予定外装セット「ホワイト/ダークブルー」装着車。タンクやアンダーカウルも含めたセットで、カラーグラフィックはGKダイナミックス監修で、サイドの「GP」の文字は往時をしのばせる書体に変更されている。

画像: 上面をブルーメタリック、そのすぐ下にレッドのストライプをあしらい、タンクはまさしくFZ400Rを思わせる出来栄え。ヤマハロゴの書体も1980年代風だ。

上面をブルーメタリック、そのすぐ下にレッドのストライプをあしらい、タンクはまさしくFZ400Rを思わせる出来栄え。ヤマハロゴの書体も1980年代風だ。

画像: 「スピードブロック」と呼ばれるレッドのストライプの上下にブルーのストライプを組み合わせる。撮影車はワイズギアのフェンダーレスキットも装着。

「スピードブロック」と呼ばれるレッドのストライプの上下にブルーのストライプを組み合わせる。撮影車はワイズギアのフェンダーレスキットも装着。


RZV500R STYLE

画像: RZV500R STYLE

FZ400Rと同じく、1984年に登場した2ストスポーツのフラッグシップがRZV500R。WGPレーサー、YZR500のレプリカとして誕生した至高の1台のグラフィックを再現したのが、ワイズギアの外装セット「ホワイト/レッド」。YZR500をモチーフとするXSR900GPとの馴染みもよく、ぜひとも市販して欲しいキットだ。

画像: タンクは上面にレッドをあしらい、その下にブルーのストライプを組み合わせたデザイン。往年のRZV500Rを思わせる配色に仕立てられている。

タンクは上面にレッドをあしらい、その下にブルーのストライプを組み合わせたデザイン。往年のRZV500Rを思わせる配色に仕立てられている。

画像: YZR500のテールカウルを思わせるイメージのシングルシート風カバー。スピードブロックのデザインは「ホワイト/ダークブルー」と同じ。

YZR500のテールカウルを思わせるイメージのシングルシート風カバー。スピードブロックのデザインは「ホワイト/ダークブルー」と同じ。

ヤマハ「XSR900」新色情報

画像: YAMAHA XSR900 モーターサイクルショー2024 参考出品車 発売日:未定 税込価格:未定

YAMAHA XSR900
モーターサイクルショー2024 参考出品車

発売日:未定
税込価格:未定

ネイキッドにも“マールボロ”カラー登場!

ネイキッドバージョンのXSR900にも新色が加わった。現行モデルは「ゴロワーズ」カラーをイメージしたブルーだが、新色はマールボロカラーを思わる配色の、鮮やかなレッドの配色が新鮮。価格などの詳細は未発表だが、GPともども「マールボロカラー」が出揃うのは今から楽しみだ。

文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸

画像: ▶▶▶新型車・新製品がめじろおし! モーターサイクルショー2024関連の記事一覧はこちらをクリック! www.autoby.jp

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