文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ「XSR900GP」特徴
1980年代を偲ばせるアクセサリー車も公開!
ヤマハのスポーツヘリテージシリーズのトップモデルであるXSR900シリーズに加わった魅力的な派生モデルが「GP」。1980年代のグランプリシーンで培ってきたレースの歴史とその精神を表現したモデルで、世界GPを戦ったレーサー・YZR500をオマージュしたスタイリングが特徴。ナックルガードを備えた、往年を偲ばせる懐かしいデザインのハーフカウルが印象的だ。
折しもデルタボックスフレームが登場してから40周年を迎える記念の年に誕生したGPだが、ヤマハのレーシングスピリットを感じながら爽快な走りを楽しみたい、というコンセプトの元、基本メカニズムはXSR900のものを受け継いでいるが、フレームはエンジン懸架のブラケットの肉厚を変更するなど、剛性バランスをチューニング。スタンダードのXSRとはまた違った走りのキャラクターに仕立てている。
そして今回のモーターサイクルショーでは、ワイズギアから2台の外装キット装着車も登場。欧州でオプション扱いになっているアンダーカウルをセットしてフルカウルとした上で、1984年に登場して絶大な人気を誇ったFZ400Rと、同じく1984年に登場した究極のGPマシンレプリカ・RZV500Rを思わせるグラフィックを施して話題となった。ノーマル、アクセサリー装着車、いずれも市販が楽しみだ。
ヤマハ「XSR900GP」各部装備・ディテール解説
ヤマハ「XSR900GP」外装キット
RZV&FZに大変身‼ 魅力的な外装キットも登場!
FZ400R STYLE
1984年に登場したFZ400Rを思わせるグラフィックが施されているこのXSR900GPは、ワイズギアの市販予定外装セット「ホワイト/ダークブルー」装着車。タンクやアンダーカウルも含めたセットで、カラーグラフィックはGKダイナミックス監修で、サイドの「GP」の文字は往時をしのばせる書体に変更されている。
RZV500R STYLE
FZ400Rと同じく、1984年に登場した2ストスポーツのフラッグシップがRZV500R。WGPレーサー、YZR500のレプリカとして誕生した至高の1台のグラフィックを再現したのが、ワイズギアの外装セット「ホワイト/レッド」。YZR500をモチーフとするXSR900GPとの馴染みもよく、ぜひとも市販して欲しいキットだ。
ヤマハ「XSR900」新色情報
ネイキッドにも“マールボロ”カラー登場!
ネイキッドバージョンのXSR900にも新色が加わった。現行モデルは「ゴロワーズ」カラーをイメージしたブルーだが、新色はマールボロカラーを思わる配色の、鮮やかなレッドの配色が新鮮。価格などの詳細は未発表だが、GPともども「マールボロカラー」が出揃うのは今から楽しみだ。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸