文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
トライアンフ「デイトナ660」ライディングポジション・足つき性
シート高:810mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

タンクカバーのロアやシート前部はスリムに成形されていて車体の細さが際立つ。810mmのシート高にしては足は出しやすいが、少しシートの角が腿に当たる。上体は弱前傾で、ツーリングでもスポーツにも対応できる。
トライアンフ「デイトナ660」各部装備・ディテール解説

スリムでコンパクトな車体を活かし、ミニマルに仕立てられた流麗なデザイン。ボディサイドからタンクにかけてつながるウエストラインが、車体のスリムさを強調する。

フレームはトライデント譲りのスチールダイヤモンドだが、サイドに配されたボディパネルで一見するとツインチューブに見える。

660ccの3気筒ユニットは、トライデントベースではあるが、カムシャフト、ピストン、バルブなど内部パーツを一新。最高出力は95PS。

マフラーはエンジン下にサブチャンバーを備える3 in 1。トライデントと似た形状に見えるが、こちらは新作となっている。

フロントフォークには定評のあるショーワ製SFF-BPを導入。ラジアルマウントキャリパーはトライアンフの三角形ロゴ入りだ。

リアショックはプリロード調整機構つきのショーワ製、スイングアームはスチール。試乗車の装着タイヤはミシュラン製のパワー6。

ツリ目の2眼LEDヘッドライトがスポーティで精悍なマスクを演出する。ウインカーを含め、灯火類は全てLEDを採用している。

モノクロ液晶とフルカラー液晶を組み合わせたユニークなレイアウトのメーター。ライディングモードは3種類が用意されている。

シート高は810mmでトライデントより5mm高いが、車体がスリムなのと前端が絞り込まれていることもあり、足つき性は良さそう。
トライアンフ「デイトナ660」動画・写真
Introducing the NEW Triumph Daytona 660
www.youtube.comIntroducing the NEW Triumph Daytona 660
www.youtube.comトライアンフ「デイトナ660」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2050×735×1145mm |
ホイールベース | 1425mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 202kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 659cc |
ボア×ストローク | 74×51.1mm |
圧縮比 | 12.05 |
最高出力 | 70kW(95PS)/11250rpm |
最大トルク | 69N・m/8250rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23.8° |
トレール量 | 82.3mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR 17・180/55 ZR 17 |
メーカー希望小売価格 | 108万5000円/109万8000円(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸