ホンダ「CB650R」「CBR650R」2024年モデルの特徴
Eクラッチ搭載車がデビュー、新型は各部の装備もアップデート
2023年11月にEICMA(ミラノショー)で発表された新型「CB650R」「CBR650R」の国内モデルが正式に発表された。
ネイキッドの「CB650R」は、ヘッドライト、シュラウド、リアカウル、テールランプなどのデザインを一新。フルカウルの「CBR650R」はヘッドライト、アッパーカウル、ミドルカウル、アンダーカウル、リアカウルなどのデザインが変更されている。
また両車ともに5インチのフルカラーTFTメーターを新たに採用。スマートフォンとの連携機能「Honda RoadSync」も標準装備している。
そしてもっとも大きなトピックスは、新機構「Honda E-Clutch(ホンダ イークラッチ)」搭載車が用意されてことだ。
Eクラッチは、マニュアルトランスミッションのクラッチコントロールを自動で行なう画期的な電子制御技術。発進、変速、停止時などでの手動によるクラッチレバー操作が不要となる。
またDCTとは異なり、通常のマニュアルトランスミッション車と同様、手動によるクラッチコントロールを行なえるのもポイント。
ライダーの気分や用途に応じ、クラッチレバー操作の有無を選ぶことができる。足によるシフトチェンジはどちらの選択時も必要だ。
Eクラッチを搭載したモデルはこの「CB650R Eクラッチ」と「CBR650R Eクラッチ」が第一弾となり、ホンダは今後ほかの車種にもラインナップ予定であることを明らかにしている。
車両価格は「CB650R」が税込103万4000円。「CB650R Eクラッチ」は税込108万9000円。「CBR650R」は税込110万円。「CBR650R Eクラッチ」はカラーによって異なり、ブラックは税込115万5000円、レッドは税込118万8000円。
Eクラッチ非搭載車の発売日は2024年4月25日。Eクラッチ搭載車の発売日は2024年6月13日。いずれも全国のホンダドリームで販売される。
ホンダ「CB650R」「CBR650R」2024年モデルのカラーバリエーション
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ホンダ「CB650R」「CBR650R」2024年モデルの主なスペック・燃費・製造国・価格
CB650R | CBR650R | |
全長×全幅×全高 | 2120×780×1075mm | 2120×750×1145mm |
ホイールベース | 1450mm | |
最低地上高 | 150mm | 130mm |
シート高 | 810mm | |
車両重量 | 205《207》kg | 209《211》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 | |
総排気量 | 648cc | |
ボア×ストローク | 67.0×46.0mm | |
圧縮比 | 11.6 | |
最高出力 | 70kW(95PS)/12000rpm | |
最大トルク | 63N・m(6.4kgf・m)/9500rpm | |
燃料タンク容量 | 15L | |
変速機形式 | 6速リターン | |
キャスター角 | 25°30′ | |
トレール量 | 101mm | |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) | |
燃料消費率 WMTCモード値 | 21.5《21.3》km/L(クラス3-2)1名乗車時 | |
製造国 | 日本 | |
メーカー希望小売価格 | 103万4000円《108万9000円》 | 110万円《115万5000円/118万8000円》 |
まとめ:西野鉄兵