文:太田安治/写真:南 孝幸
アプリリア「RX 125」ライディングポジション・足つき性
シート高:905mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

車格は250ccクラスのオフロードモデルと同等。905mmのシート高と沈み込み量の少ない前後サスによってアイポイントは高く、市街地での見通しもいい。大柄なポジションで体への負担は少ないが、足つき性は厳しい。

アプリリア「RX 125」各部装備・ディテール解説

フルサイズモデルらしい、足が長く車高の高い堂々たる車格。オンロードでの乗り心地も良く、街乗りやツーリングも快適。ハンドル切れ角が大きいので市街地も得意だ。

撮影車のボディカラーは「ホワイトワンダー」。アプリリアらしいスポーツマインドあふれるデザイン。2024モデルでは新色の「ブラックスパイダー」も追加された。

大きなゼッケンプレート部がレーシーなフロントマスク。エッジの効いたフェンダーもモトクロッサーらしいアイテム。

デジタルメーターは小型ながら多機能。最高速やバッテリー電圧、水温計、ツイントリップのほか、メンテナンス時期まで表示する。

高回転域までよく回り、15PSを発揮する水冷DOHC4バルブユニット。コミューターとは一線を画した「本気」のスポーツエンジンだ。

エンドカバーをポリッシュ仕上げとしたマフラーはオーバル形状。サウンドもオフ車らし、歯切れの良い乾いたもの。

ウェーブディスクはΦ260mm。ブラック仕上げのアウターチューブを持つΦ41mm倒立フォークは、240mmのストローク量を持つ。

オフローダーらしいロングスイングアーム。リンク式モノショックは200mmのホイールトラベル量を確保する。

シートはフラットな形状で、前後に体を動かしやすいデザイン。滑りにくい表皮のサイドにはレッドのアクセントがあしらわれる。

テールランプはコンパクトなレンズのLED。ウインカーはオーソドックスなアンバーの電球式で、クリアレンズを採用。
モタードモデルの「SX 125」もラインアップ

aprilia SX 125
総排気量:124.2cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:880mm
車両重量:134kg
税込価格:48万4000円
本格オフローダーのRX125 の兄弟モデルがこのSX125。高回転型のDOHC エンジンやダブルクレードルフレームは共通だが、こちらは前後17インチのアルミリムを持つスポークホイールを採用したモタード仕様。通をも唸らせるハイパフォーマンスを発揮する。こちらも2024モデルで新色が導入された。
アプリリア「RX 125」「SX 125」主なスペック・製造国・価格
RX 125 | SX 125 | |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 2145×820×1180mm | 2075×820×1140mm |
ホイールベース | 1430mm | 1425mm |
シート高 | 905mm | 880mm |
車両重量 | 134kg | |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 | |
総排気量 | 124.2cc | |
ボア×ストローク | 58×47mm | |
最高出力 | 11kW(15HP)/10000rpm | |
最大トルク | 11.2N・m/8000rpm | |
燃料タンク容量 | 6.2L | |
変速機形式 | 6速リターン | |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・120/80-18 | 100/80-17・130/70-17 |
製造国 | 中国 | |
メーカー希望小売価格(税込) | 47万3000円 | 48万4000円 |
文:太田安治/写真:南 孝幸