タイヤはオフロード性能のあるものに
まずはタイヤ。オフロードだけを走るならごっついブロックタイヤでも良いんだけど、道中の舗装路も快適に走りたいし、なんならレイングリップが良ければさらに最高。濡れた路面の林道も結構おおいし。
そこでミシュランのアナキーストリート。オンでもオフでもいけるアドベンチャータイヤ。
スーパーカブ90に装着して、林道やらいろんなとこを走りまくってて性能の良さは体験済み。走行シーンを選ばないアドベンチャータイヤって、ハンターカブやスーパーカブに最適だと思うんですよ。
ちなみに、スーパーカブ90に装着した際に一番驚いたのが、舗装路の縦溝が平気になるってこと。ハンターカブ+アナキーストリート2.75でも同様に縦溝平気だった。最高。
万が一の転倒に備えてエンジンガードとしても頼れるパイプが便利
ハンターカブにはアンダーパイプがもともとついてるけど、張り出した形状のガードに置き換えることで転倒時のエンジンガードとしても期待できるようになるよ。
ノーマルのパイプに装着するタイプもあるけど、個人的にはノーマルよりパイプ径が太くて、最初から張り出してる形状を選びたい。
オススメは、ZETAのエンジンプロテクションアンダーパイプ。
パイプ径22.2mmなので、各種アクセサリーを装着可能。張り出し部分のおかげで、フォグランプを守りつつ装着できるが嬉しい。ハンターカブってヘッドライト暗いから、できればフォグを装着しておきたいし。
アンダーガードの防御力をアップ
ノーマルにもアンダーガードは装着されてる。でももう少し防御力と防御範囲を増やしたいので、これまたZETAのアンダーガードをチョイス。
プロテクション範囲は広いし、素材も分厚いので、飛び石や枝からもエンジンまわりを守ってくれるぞ。
ちなみに、さっきのアンダーパイプとこのエンジンガードはいずれもノーマル対応。なので、ノーマルパイプ+ZETAアンダーガードとか、ZETAアンダーパイプ+ノーマルアンダーガードって組み合わせも可能だよ。
ワイドペグは効果抜群すぎ。もっと早く装着すれば良かった
地味なんだけど効果絶大なZETAのワイドペグ。
一応、ハンターカブのノーマルステップもラバーを外すことでそれっぽくはなるよ。ただ、ワイドペグは、その名の通りさらに幅が広い。靴底をホールドする爪の形状なんかも、オフロードパーツメーカーならではのこだわったもの。
幅については約50mm。ノーマル比で約5mmワイド。たった5mmなんだけど、装着したらまじでびびるくらいホールド性があがるよ。「あれ、ステップボードつけちゃったかな?」ってくらい、もうすさまじい安定感。
なのに、ブレーキやシフト操作にはストレスなし。
オフロードはもちろんだけど、オンロードでも確実に走りやすくなるよ。ニーグリップできないという、ハンターカブというかカブシリーズ全体の弱点をかなり改善してくれるのよ。
オンオフ問わず、ほんと一度試してみて欲しい。
ちなみに長距離での足元の振動が気になる人にはアドベンチャーフットペグがオススメ。
アドベンチャーフットペグは上記のクロモリワイドペグよりも、幅広(約60mm)なので、さらに安定感アップ。
長距離の疲労を軽減するゴムカバーは工具無しで脱着可能。カラーバリエーションもあるし、装着時のカスタム的な満足感はこちらの方がより高いかも。
チェーンガイドはオフにおける基本装備
オフロード特有の装備といえば、チェーンガイドが代表格じゃないかな。用途としては「チェーンの脱落を防ぐ」というもの。
オフロードだとスイングアームが大きく動くので、チェーン脱落の危険性があるのよね。あと、転倒時に指などを巻き込まないための安全装備としても重要。
もうひとつ、ヒールガードもオフ特有のパーツじゃないかな。オフロードブーツのかかとでチェーンを蹴ってしまってチェーンが脱落する、ってのを防ぐためのものね。
コネクティングクランプなら、チェーンガイドとヒールガード、さらにチェーンカバーをシーンにあわせて組み合わせることができるよ。
マディなコースではドライブスプロケカバーも交換しておこう
マディ、つまり泥っぽい路面ではドライブスプロケカバーの交換が効果抜群よ。泥噛みっていって、泥が詰まるらしいのよ。ZETAのドライブカバーは排泥性能を重視しつつ、強度とメンテナンス性にこだわったモデル。
ハンドガードで手元を防御
手元を守るハンドガード。手自体を守ってくれるのはもちろんだけど、木の枝とかがブレーキレバーに当たるリスクも減らしてくれるよ。林道なんかで張り出した枝とかあると怖いからね。
オフロード界隈での定番は、アーマーガード。ゴツイし、カッコいいのよね。もちろんハンターカブ界隈でも装着率はかなり高い人気アイテム。
アーマーガードはもちろん最強に防御力高いけど、自分は敢えてのソニックガードを装着してみたよ。
バーエンドに装着するので車種を選ばない。アーマーガードより強度は劣るかもだけど、枝とか飛び石ならこれで十分守ってくれそう。
あと、バーエンドに締結する構造なので、振動吸収効果もありそうなのよね。
ソニックハンドガードのままだと、ちょっと大人しいので、X2プロテクターを組み合わせることでオフ感をアップさせてみたよ。
ピボットレバーなら折れにくい
万が一の転倒で、レバーが折れにくくなってるのがピボットレバー。ハンドガードがついてるとはいえ、レバーは絶対折れて欲しくないからね。
ハンターカブ用に、スペシャルカラーモデルも用意されてるし、自分みたいに3フィンガーの短いレバーにも交換可能だよ。
こんな感じで、反対側にもびょーんって曲がるようになってるのよ。もちろんバネが効いてるので、走行中とか勝手に反対側に曲がったりはしないよ。
3フィンガーにするとハンドルカバーとの相性も良くなるよのね。詳しくは過去記事にて。
バーパッド化
ハンドルで胸を打った時のダメージを軽減してくれるのがバーパッド。なんだけど、ハンターカブ用のバーパッドって見つからないんですよね。
ただ、見た目が凄くオフっぽくなるから工夫して装着してみたよ。
使ったのはこれらのアイテム。
装着方法とか、詳しくは過去記事を参考にしてね。
ゆっても、チューブ切ってはめるだけだけど。
軽量でトルクに優れるDELTA管をヒートガードでプロテクト
マフラーは、好みのものがあると思うけど、自分のお気に入りは低中速が豊かになるDELTAバレル4-S MINI。
低中速のトルク感はノーマルをはるかに超えるし、だからといって高回転の伸びが悪いわけでもないという、すばらしい仕上がり。
張り出しが抑えられてるので、取り回しも良好。正直オススメ。
で、さらにオフっぽく、ゴツくするために、パイプガードを組み合わせてみたよ。
パイプガードの装着については過去記事を参考にしてね。これも、好きなように付けるだけだけど。
サイドスタンドの埋まり防止はしておきたい
林道だと地面が柔らかいこともままあるのよね。あと、キャンプ場とかも。なのでサイドスタンドの接地面を拡大しておくと安心よ。
自分は、JA55にJA65の純正サイドスタンドを装着してる。JA65用は接地面が拡大されてるからね。
あと、こういう接地面拡大パーツを装着するのもオススメ。サイドスタンドの交換よりも超簡単に交換できるよ。あと、高さが数ミリ上がることで、サイドスタンド使用時に車体が倒れすぎるのも防止してくれるよ。
軽さは扱いやすさ、ということでキャリアを軽量コンパクトに
オフロードだと、できるだけ軽量化しておきたいわけで。登れなくて押すこともあり得るし。押したくないけど。
普通のバイクの場合、軽量化に一番効果的なのはマフラーなんだけど、ハンターカブの場合は純正キャリアをなんとかするのも効果的。
純正キャリアって4kg以上あるからね。
キャリアが全くなくなってしまうと、それはそれで困るのでDRCのコンパクトキャリアにしたよ。重量たったの1.8kg。
シート側のグラブバー部分がオプション設定なのも嬉しい。あれがあると尻にあたるから、個人的にはこのフラットな形状がすごく使いやすい。
コンパクトキャリア化するなら、吸気口も交換しておきたい。とりあえずコンバージョンダクトにしておけば問題なし。
いざという時のためにドラレコも
ラストはドラレコ。コースでは使えない気がするけど、林道なんかではやっぱり万が一に備えることは大事だからね。オフロードに限らないけど、ドラレコの優位性って凄いので、できるだけ多くノバイクに装着してほしい。
あと、GoProの電池が切れても、意外と代用になったりもするし。
最終的にこんなスタイルになったよ
色々装着してこんな感じ。アンダーガードとヒートプロテクターの存在感が凄い。
これで、オフロードごっこ&林道キャンプツーリングに行ってくるよ!
まとめ
今回紹介したパーツ以外にも、ハンドルやヘッドライトガード、ウィンカーガードなどなど、ほかにもオフテイストで魅力あふれるパーツが多数存在するので、色々探してみてね。
レポート:若林浩志