以前、ハンターカブに装着したデイトナの最新ドラレコ「M820WD」。駐車監視などの機能も魅力的なんだけど、なにより使いやすさと高画質のおかげで、アクションカメラ的にも使えて便利なのよ。夜間を含め、色々な場面で使ってみたので、実際の記録映像を参考までに紹介していくよ。

Mio MiVue M820WD

昨年末、ハンターカブに装着したデイトナの最新ドラレコM820WD。

コンパクトな本体は設置場所を選ばないし、カメラの装着自由度も非常に高く、しかもドラレコとしての機能も充実してて、現在における最強ドラレコのひとつといって良いんじゃないかな。
個人的にはスイッチの操作感がとにかく素晴らしくて気に入ってる。グローブをしててもちゃんとカチカチって感触がわかるのよ。これほんと大事。

デイトナ(Daytona) Mio(ミオ) バイク用 ドライブレコーダー 前後2カメラ 駐車監視 200万画素 microSD 64GB付属 フルHD 防水 防塵 LED信号 Gセンサー GPS MiVue M820WD 40860

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M820WDについては、さまざまな人がレビューしてるので色々チェックしてみてね。

取り付けについては以前やったので、今回はM820WDの記録映像をチェックしたい。
最近、ツーリングに行く際にGoProを準備するのがめんどくさくてね。電池もたないから予備電池がほんとたくさん必要なのよ。

M820WDで旅の記録動画が撮れるとすごくありがたいわけで。最新モデルだし、正直画質に不安はないけど、それでもどれくらいの映像が撮れるかは事前に確認しておきたい。

というわけで夜を含めて色んな状況の記録動画を撮ってきたよ。

マイクロSDカードと記録時間

映像に行く前に、SDカードのお話を。日々のドラレコとして使うなら入れっぱなしで良いんだけど、ツーリングの記録を残そうと思うと上書きを避けるためにも必要な容量を考えないとだからね。
あと、SDカードの推奨要件を満たすのは超重要だからね。

マイクロSDカードはハイエンデュランスタイプがオススメ

マイクロSDカードには日々進化してるし、そもそもフラッシュメモリって構造上書き込み寿命があるので新品を用意しておくのがオススメ。

M820WDの推奨マイクロSDカードは以下の通り。
容量32GB~256GB
スピードクラスは10(class10)
UHSスピードクラス3
ビデオスピードクラスV30以上
HIGH ENDURANCEタイプ推奨

class10とUHS1に関しては、新品で購入するブランド製SDカードなら、ほとんどの商品が満たしてる条件だと思う。
気にしたいのは最後のHIGH ENDURANCE(ハイエンデュランス)タイプ。これは書き込み寿命に対する耐久性を高めたモデルで、メーカーにもよるけど書き込み上限がノーマルタイプの10倍とかあったりするのよ。
ドラレコは記録し続ける機械なので、ハイエンデユランスタイプが最適なのよ。

実際にamazonを見てみよう。

M820WDの記録時間

SDカードの必要な条件を踏まえたら、次に気にしたいのが記録時間。M820WDには記録容量の割り当てに2タイプあって、どちらに設定するかで記録時間は微妙に変わってくるよ。

タイプ1

タイプ1は、トリップラプスや駐車監視なんかを活用するモード。その分、通常録画の容量が少しだけ少な目。

映像サイズ32GB64GB128GB256GB
通常録画79分157分315分629分
標準107分214分429分858分

タイプ2

タイプ2は通常録画とイベント録画のみに割り当てた、よりシンプルなモード。トリップラプスや駐車監視は使えないけど、その分記録時間は1割から2割くらい増える。

映像サイズ32GB64GB128GB256GB
通常録画98分197分393分786分
標準134分268分536分1072分

モードはスマホアプリで簡単に切り替えることができるけど、モードを切り替えるとマイクロSDカードがフォーマットされて、記録画像が消えちゃうので、そこは注意してね。

で、こないだモード2にしてキャンプツーリングにいったのよ。SDカードは64GB。
帰ってきてファイルをチェックしたところ、およそ3時間30分くらい記録されてた。上の表によると197分、つまり3時間17分なので大体スペック通り。

通勤や通学なんかだったら3時間30分でも全然問題ないはず。
自分の場合はキャンプを含めたツーリングを記録したい。128GBなら片道3時間のツーリングでもなんとかなりそう。なので、128GBを2枚買って1枚を予備として道中差し替えるか、256GBにしておくのが良さそう。

原付でのSSTRみたいに、片道10時間以上かかるような場合は256GBが2枚必要ね。ただ、合計512GBともなるとチェックするだけでしんどいので、イベント録画(ボタン1を単押し)を駆使するというのも手かも。

オススメのマイクロSDカード

この記事を書いている段階だと、サンディスクのハイエンデュランス対応のマイクロSDカードが、64GB約1400円、128GB約約2600円、256GB約3300円で、256GBが一番買い得感が高かった。
ただ、256GBは過去の推移をみると3300円~4200円と、結構価格差があるのでセールの影響が大きいかも。

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SDカードで記録したら、スマホやPCに画像をDL。で、次に使う時は念のためフォーマットしておくと安心よ。記録し損ねるのが一番怖いからね。

昼間の撮影映像

さて、やっと本題おまたせしました。
記録映像はすべて映像サイズ「高」で、音声録音もアリ。EV調整はデフォルトのままで、HDRはオンにしてる。

まずは昼間から。フロントカメラ映像と、同じ時間のリアカメラ映像ね。
フロントカメラは逆行でもそれほど潰れることなく、ややコントラスト高めで見映えの良い画作り。YouTubeにアップした時点でちょっと劣化しちゃってるけど、元の画像ではナンバーの識別は余裕。

画像: ドラレコ映像昼間 www.youtube.com

ドラレコ映像昼間

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正直、普通に使えるレベル。手振れ補正に関してはGoProの方がビタッと止まるけど、そのためだけにGoProを持ってこうとは思わないかな、少なくとも自分は。

夜の撮影映像

お次は夜。年末のイルミネーションを撮りに行ったよ。
記事作ってて気づいたけど、フロントカメラが斜めってる。申し訳ない。

イルミネーションの輝きは大人しめだけど、ドラレコとしての必要な情報を安定して録画するためには致し方なし。
逆に、こういう状況だったらEV調整を明るめに補正掛けて、HDRオフにしたらもっと輝くような画作りになるような気もする。このあたりは慣れと設定の使いこなしですね。

街灯や前走車がいれば、相当暗くても予想以上にしっかりと映ってる。完全に真っ暗な道でもヘッドライトの範囲はしっかりと描写されてるし。完全に暗い道でもフォグランプとか補助等があればかなり明るく映るんじゃないかという期待もできる。

画像: ドラレコ映像夜間 www.youtube.com

ドラレコ映像夜間

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この感じだったらSSTRのゴールとかも綺麗に撮れそう。

林道でも試してみた

最後におまけでこないだ走った林道での記録。

こういう路面状況がどうなってるかわかんないような道だと、撮りっぱなしにできるドラレコは凄く便利。アクショカメラだと肝心なとこでバッテリーなくなってたりするからね。

画像: ドラレコ映像林道 www.youtube.com

ドラレコ映像林道

www.youtube.com

木に囲まれたやや薄暗い林道だったけど、かなり明るく綺麗に描写されてる。あとジェットヘルだったせいもあって、ギャーギャー騒いでると声も記録されるね。
逆にドラレコにマイク端子があったら、モトブログとかにすごく便利かも。

記録動画をスマホでチェック

ちなみに撮影した動画は、アプリを使うことでスマホにダウンロードできるよ。
アプリとドラレコと接続して録動画を確認する際には地図も表示されるんだけど、アプリにダウンロードしたデータでも同様に地図が表示されるのが嬉しい。

アプリにダウンロードしただけだと写真に保存されてないので、ダウンロードした後にアプリ上でエクスポートするとiphoneの写真に入るよ。

林道散策とかしてると、「良い道だったのでまた行きたいけど場所どこだっけ?」とかなったりするじゃん。スマホでマップ上に保存しとけば良いんだけど、圏外だったりもするし。

そういう時もポイントポイントのデータをダウンロードしておけば安心。もちろん林道に限らず、走行中に見つけた絶景ポイントなんかもダウンロードしておけば、友達に伝えたり話の種にも良さそう。

まとめ

正直、M820WDを装着してからがGoProをツーリングに持ってくことがなくなっちゃったのよ。もちろん様々な動画素材を撮るならGoProとかインスタ360とかを駆使するのが正解だと思うけど、旅の記録を楽しんだりとかならM820WDがあれば事足りる感じ。

いろいろなシチュエーションで検証してみたけど、自分の好みとしては+1EVとかにしたらもういうことない感じ。
旅の思い出を残すためにも、ほんとオススメよ。

レポート:若林浩志

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