この記事では、『オートバイ』の多くの企画で撮影しているカメラマン南氏がセレクトした3台を紹介します。「撮っていて印象に残った」というニューモデルをチェック!
※スタッフの推薦は「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」のランキングに影響はしません。また国産車だけでなく輸入車も含んでいます。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
第1位 ヤマハ「XSR900 GP ABS」
往年のカラーにグッと来る
最近のニューモデルで一番グッと来たのはXSR900 GPですね。YZR500やTZR250Rを思わせるカウルの造形が素敵です。スタンダードのマールボロカラーもいいのですが、個人的にはワイズギアのRZV500R風グラフィックの外装キットを装着した車両にシビレました。当時RZVは高嶺の花で、誰でも簡単に手に入れられるようなバイクではなかったんですが、このグラフィックを見ると、当時の思い出が蘇ってきて感慨深いものがあります。
第2位 スズキ「GSX-S1000GX」
スズキの気概を感じるフォルム
背の高いフォルムを持った、アドベンチャー系のモデルはどうしても似たようなバイクが多いのですが、このGSX-S1000GXだけはひと味違います。ボディのデザインが非常に個性的で、特にフロントカウルのシャープで直線基調の造形は他のモデルには見られないユニークなフォルム。好き嫌いは分かれるでしょうけれど、個人的には新しい世界を切り拓くんだ、というスズキの意気込みが感じられていいな、と思いました。
第3位 KTM「1390 SUPER DUKE R EVO」
他にはない独創性のカタマリ
もう、こんなデザインは他にはない! と言い切れるフォルムのバイクがKTMの1390スーパーデュークR EVO。どこからどう見ても、ひと目でKTMのバイクだと分かるデザインで、近年のニューモデルでは類のないインパクトを見る者に与えます。タンクスポイラーと呼ばれる尖ったシュラウドや、LEDヘッドライトユニットの独特なカタチが強く印象に残りました。そういう意味では撮影しがいのあるカタチのバイクですね。