250ccアドベンチャークラスでも不動の人気を誇るスズキ・Vストローム250。アドベンチャーらしいスタイリング、爽快な吹け上がりのSOHCツイン、リーズナブルな価格と、魅力にあふれたモデルだ。その人気の秘訣を改めて試乗チェックしていこう。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

スズキ「Vストローム250」ライディングポジション・足つき性

シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像1: スズキ「Vストローム250」ライディングポジション・足つき性

アドベンチャールックだがハンドル幅は意外に狭めでロードスポーツ的。高めのグリップ位置で上半身は完全な直立になり、街乗りからロングランまで快適にこなせる。シートが前下がりなので前側に座ると足つきもいい。

画像2: スズキ「Vストローム250」ライディングポジション・足つき性

スズキ「Vストローム250」各部装備・ディテール解説

画像: タフギアをイメージしたヘッドライトはユニークな丸目1灯。スクリーンはコンパクトだが高いウインドプロテクション性能を発揮。

タフギアをイメージしたヘッドライトはユニークな丸目1灯。スクリーンはコンパクトだが高いウインドプロテクション性能を発揮。

画像: バーグラフ式のタコメーターを上部にレイアウトした反転表示の液晶メーター。左下には便利なDCソケットも装備する。

バーグラフ式のタコメーターを上部にレイアウトした反転表示の液晶メーター。左下には便利なDCソケットも装備する。

画像: SOHCエンジンは発進から90km/hあたりまでの速度域で優れた加速性能を発揮するカムプロフィールを採用。吹け上がりも滑らかだ。2023年モデルで令和2年排出ガス規制に対応した。

SOHCエンジンは発進から90km/hあたりまでの速度域で優れた加速性能を発揮するカムプロフィールを採用。吹け上がりも滑らかだ。2023年モデルで令和2年排出ガス規制に対応した。

画像: フロントタイヤは走破性にこだわって採用した、クラス唯一の80扁平。ペータルディスクは290mmという大径を採用している。

フロントタイヤは走破性にこだわって採用した、クラス唯一の80扁平。ペータルディスクは290mmという大径を採用している。

画像: 試乗車の装着タイヤはIRCのロードウィナー。センタースタンドを標準装備しているのも大きなポイントのひとつだ。

試乗車の装着タイヤはIRCのロードウィナー。センタースタンドを標準装備しているのも大きなポイントのひとつだ。

画像: シートは座面が広く肉厚で、着座位置の自由度が高いもの。アルミリアキャリアはタンデム時にはグラブバーとしても活用できる。

シートは座面が広く肉厚で、着座位置の自由度が高いもの。アルミリアキャリアはタンデム時にはグラブバーとしても活用できる。

スズキ「Vストローム250」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2150×880×1295mm
ホイールベース1425mm
最低地上高160mm
シート高800mm
車両重量191kg
エンジン形式水冷4ストSOHC2バルブ並列2気筒
総排気量248cc
ボア×ストローク53.5×55.2mm
圧縮比11.5
最高出力18kW(24PS)/8000rpm
最大トルク22N・m(2.2kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°10′
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)110/80-17M/C 57H・140/70-17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク(ABS)・シングルディスク(ABS)
燃料消費率 WMTCモード値32.1km/L(クラス2・サブクラス2-2)1名乗車時
製造国中国
メーカー希望小売価格66万8800円(消費税10%込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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