文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ドゥカティ「ハイパーモタード698 モノ」ライディングポジション・足つき性
シート高:864mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

ライポジはゆとりがあってゆったりしている。自然に足を下ろすとソールの前半分が路面に着くだけでカカトが大きく浮く。この足つきが気楽に使うにはネックとなるが、国内仕様は欧州仕様よりシート高が少し下がる。

ドゥカティ「ハイパーモタード698 モノ」各部装備・ディテール解説

基本的にはモタードモデルの要点をしっかり押さえたデザインながら、随所にドゥカティらしさも散りばめられている。今回の試乗車はスタンダード。RVEは専用グラフィックとシートに加え、上下双方向のクイックシフターを標準装備する。

LEDヘッドライトの左右にC字シェイプのDRL(デイタイムランニングライト)を配置。印象的なマスクを造り上げている。

3.8インチの横型デジタルメーター。4つのライディングモードや、スライドを許容する4段階設定のコーナリングABSも搭載。

ボア116mm×ストローク62.4mmという超ショートストローク仕様。2本のバランス・カウンターシャフトを備え低振動も実現。

サイレンサーはアップタイプの左右2本出し。スリムな車体に合った細身のサイレンサーで、スッキリしたリアビューにも貢献。

フロントフォークはマルゾッキ製の倒立、キャリパーはブレンボ製のラジアルマウント4ポット。RVEはホイールが2トーンカラーとなる。

リアサスはリンク式モノショックで、スイングアームは太めのアルミ製。前後装着タイヤはピレリのディアブルロッソIV。

リアショックはザックス製で、無段階のプリロード調整とダイヤル式の減衰力調整機構を備えたフルアジャスタブルタイプが装着される。

フラットで前後に長いシートはライディングポジションの自由度が高く、ダイナミックなライディングにも対応。RVEは専用デザインの表皮を採用。
ドゥカティ「ハイパーモタード698 モノ」動画・写真
Ducati World Première 2024 | Hypermotard 698 Mono | Live. Play. Ride.
www.youtube.comドゥカティ「ハイパーモタード698 モノ」主なスペック・価格
ホイールベース | 1443mm |
シート高 | 864mm |
車両重量 | 151kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 659cc |
ボア×ストローク | 116×62.4mm |
圧縮比 | 13.1 |
最高出力 | 57kW(77.5PS)/9750rpm |
最大トルク | 63N・m(6.4kgf・m)/8000rpm |
燃料タンク容量 | 12L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 26.1° |
トレール量 | 108mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ330mmシングルディスク・Φ245mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・160/60ZR17 |
メーカー希望小売価格 | 税込170万円 |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸