この記事では、同企画内で「400クラス(251~399cc)」にカテゴライズされるヤマハ、スズキ、カワサキのノミネート車をまとめて紹介します。
YAMAHA YZF-R3 ABS
Y-015(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
人気のYZF-R25をベースに、水冷並列ツインエンジンの排気量を320ccに拡大し、パワーアップを図ったYZF-R3。2019年のモデルチェンジでスタイリングをレーシーにリファイン。
さらにメカニズムも倒立フロントフォークの採用などで進化し、その優れたハンドリングに磨きがかけられた。2023年5月にマイナーチェンジを受けカラーバリエーションが変更された。
YAMAHA MT-03 ABS
Y-016(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
YZF-R25をベースに生まれたネイキッド版・MT- 25の排気量を320ccに拡大したのがMT-03。2023年モデルは、マイナーチェンジを受け、令和2年国内排出ガス規制に対応。また、新たにクイックシフターがアクセサリーパーツとして用意された。アンダーカウルは形状を変更し、カラーとグラフィックも一新。
2024年モデルには新色「ダークブルーイッシュグレーメタリック8」が登場。継続色の「マットダークグレーメタリック8」「ディープパープリッシュブルーメタリックC」とあわせて全3色のラインアップとなり、2024年7月30日に発売される。
YAMAHA TRICITY300 ABS/TRICITY300 ABS 快適セレクション
Y-017(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
LMWテクノロジーによる高い安定感と自然なハンドリングを両立させた3輪スクーター。EU向けXMAX300用をベースとする「BLUE CORE」エンジンを搭載し、車両の自立をアシストするスタンディングアシスト機能も装備。日々の使用で役立つワイズギア製アクセサリー5点を標準装備した「快適セレクション」も用意されている。
SUZUKI BURGMAN400 ABS
S-018(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
現在国内モデル唯一の400ccスクーター。大柄で安定感のあるボディと大径ホイールによる快適な乗り心地や、ヨーロッパ車的な洗練されたスタイリングが特徴。2021年7月にマイナーチェンジされ、新たにトラクションコントロールを搭載。エンジンもツインプラグ化などの改良により、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制にも対応した。
Kawasaki Ninja ZX-4RR KRT Edition/Ninja ZX-4R SE/Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition
K-018(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
2023年7月にニンジャZX-4R SE、ニンジャZX-4RR KRTエディションの2バリエーションが国内リリース。エンジンは排気量399ccの水冷4スト並列4気筒。スタイリングは、カワサキニンジャZXシリーズならではのレーシーかつアグレッシブなデザイン。
トラクションコントロールをはじめ、スロットルバイワイヤを採用し、パワーモード搭載など電子制御装備も充実。クイックシフターも標準装備されている。
メーターにはスマートフォンとの接続機能も備え、Φ37mmの倒立フォークはSFF-BP、フロントダブルディスクブレーキなど、足まわりも本格的でABSは前後に装備する。
カワサキレーシングチームカラーを纏ったZX-4RR KRTエディションは、ZX-10Rと同タイプのSHOWA BFRC-lite フルアジャスタブルリアサスペンションを装備し本格的なスポーツライディングを楽しめる仕様だ。2023年12月に特別カラーのニンジャ40周年記念モデルがラインアップされた。
Kawasaki Ninja 400/Ninja 400 KRT Edition
K-019(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
ニンジャ250をベースとするフルカウルスポーツ。車体の基本構造やスタイリッシュなフルカウルはほぼ共通。軽量トレリスフレームに最高出力48PSを発揮する398cc水冷並列ツインエンジンを搭載、Φ41mmの大径フロントフォークやラジアルタイヤも装着しスポーツ性を高めている。2023年9月発売の2024年モデルではカラー&グラフィックが変更された。
Kawasaki Z400
K-020(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
アグレッシブな「Sugomi」スタイリングと、アップライトなポジション設定が特徴のネイキッドスポーツ。ニンジャ400譲りの力強い400cc水冷並列ツインエンジンを、ニンジャ250とほぼ共通の軽量コンパクトなボディに搭載。
2023年モデルで新排気ガス規制に適応し、カラー&グラフィック変更された2024年モデルが昨年9月に発売され価格も改定された。
Kawasaki ELIMINATOR/ELIMINATOR SE/ELIMINATOR PLAZA EDITION
K-021(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
昨年、約15年ぶりにブランド名が復活した400クラスのスポーツクルーザー。「気軽に楽しめる」ことを重視したコンセプトでロー&ロングの伸びやかなフォルムを持つ新作の車体を採用。ロングランや高速道路での追い越し加速などでストレスなくパワーを発生するエンジンは、ニンジャ400やZ400に採用されているものをベースとした398cc・DOHCパラレルツインを搭載する。
ライディングポジションもネイキッドに近い自然なもので、ストリートからツーリング、ワインディングまで気軽に楽しめるモデルに仕立てられている。装備も充実しており、LEDヘッドライトや多機能デジタルメーター、ETC2.0車載器を標準装備するほか、上級グレードのSEはビキニカウルやフォークブーツに加え、市販二輪車初となる前後ドライブレコーダーを標準装備。
2024年3月にSEはカラーバリエーションが変更。スタンダードをベースに専用色、USB TypeCソケット、前後ドライブレコーダーを標準装備した「PLAZA EDITION」もラインアップされた。