この記事では、同企画内で「250クラス(126~250cc)」にカテゴライズされる、スーパースポーツ・フルカウルスポーツのノミネート車をまとめて紹介します。
Honda CBR250RR
H-031(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
2気筒スーパースポーツで最もパワフルなモデルとして人気を博しているCBR250RR。2023年にモデルチェンジした車体は平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応させつつ、エンジンの細部を見直すことで、最高出力を42PSへとアップ。
より走行性能を高め、電子制御装備「Hondaセレクタブルトルクコントロール」、ショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークなどハイスペックな機能が搭載された。
スタイリングもレイヤー構造を採用することでよりエッジの利いたものに生まれ変わり、ボディカラーは、グランプリレッド、パールグレアホワイト、マットバリスティックブラックメタリックの3色設定となっている。
YAMAHA YZF-R25 ABS
Y-018(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
ハイレベルな走りとMotoGPマシンを想わせるスタイリング、そして日常での扱いやすさを兼ね備えたオールラウンドなフルカウルモデルとして、10代、20代の若年層を中心に人気となっているYZF-R25。
2014年12月に初代モデルが登場し、2019年モデルではフロントに倒立フォークを採用するなど装備をグレードアップ。2022年モデルで令和2年排出ガス規制に適合すると同時に、前後ウインカーにLEDを採用し、クイックシフターがアクセサリー設定された。
2023年モデルではスポーティなイメージを持たせながら、これまでにない新鮮なトレンドカラーであるパープルを採用。ヤマハのレーシングカラーであるブルーと、モダンなブラックと合わせて3色ラインアップとなっている。
YAMAHA YZF-R15 ABS
Y-020(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
兄弟車であるYZF-R125 ABSと同時デビューしたYZF-R15 ABS。そのスタイリングやシャシーなどの基本構造をR125と共通としているが、155ccの排気量が確保されたことで、余裕ある走りや高速道路での走行が可能となることで、通勤や通学、ロングツーリングなど活躍するシーンが格段に広がっている。より走りを楽しむクイックシフターなどのアクセサリーパーツも豊富に用意される。
SUZUKI GSX250R
S-021(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
レーシーなフルカウルを纏ったカジュアルスポーツモデル。搭載される248cc水冷並列2気筒エンジンは、中低速トルクが豊かでスムーズさと扱いやすさを重視したパワー特性を備えており、同時に良好な燃費も実現。
大柄で安定感の高いボディと快適なライディングポジションによる使い勝手の良さは、初心者でも安心してライディングを楽しめるフレンドリーさが特徴。ABS(アンチロックブレーキシステム)を標準装備し、視認性に優れるフルLCDのインストルパネルを採用。ハンドルはセパレートタイプ。
2023年モデルは平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に適応。4月発売の2024年モデルでマイナーチェンジを受け、LEDヘッドライトを採用、価格も改定された。
SUZUKI GIXXER SF 250
S-023(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
4バルブヘッドの249cc油冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ。オイル冷却システムSOCS(Suzuki Oil Cooling System)の油冷SEPエンジンを搭載。
フロントサスペンションはインナーチューブ径41mmと剛性も高く、リアのモノサスは7段階のプリロード調整が可能で、ハンドルはセパレートタイプでスポーティな前傾姿勢のポジションとなり、ブレーキにはABSを標準装備する。
Kawasaki Ninja ZX-25R SE/Ninja ZX-25R SE KRT Edition
K-022(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
軽量フレームにショーワ製倒立フォークなどハイグレードな足まわりを組み合わせ、水冷直4エンジンを搭載するスーパースポーツ。
トラクションコントロールやパワーモードも備え、街乗りからサーキットまでをカバーする高いポテンシャルを実現し、スタイリングもシリーズの兄貴分・ZX-10Rにも似たアグレシッブな造形を採用。
アップ/ダウン両対応のオートブリッパー付きクイックシフター、USB電源ソケット、スモークスクリーン、フレームスライダーなどを標準装備。また、KRTエディションは、SEをベースにスーパーバイク世界選手権でのカワサキワークスチームのボディカラーを再現した1台。
2023年モデルで令和2年排出ガス規制に対応し、従来モデルより最高出力が3PSアップし圧縮比も12.5と高まった。カラー&グラフィックに変更を受けた2024年モデルが昨年9月に発売されている。
Kawasaki Ninja 250/Ninja 250 KRT EDITION
K-023(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
人気の250ccフルカウルポーツで現行モデルは2018年に登場。軽量なスチール製トレリスフレームに最高出力37PSの水冷並列2気筒エンジンを搭載。アシスト&スリッパークラッチやLEDヘッドライト、ギアポジションインジケーターなど実用装備も充実。
2024年モデルではスタンダードと世界選手権で戦うNinja ZX-10RRをイメージしたKRTエディション共にカラー&グラフィック変更を受けた。