文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事はウェブサイト「ロレンス」で2024年7月15日に公開されたものを一部編集し転載しています。
1ラップ目もヤマハが1-2を形成
晴れ時々曇りという天候のなか行われた国際A級スーパークラス、前半1ラップ目で首位に立ったのは前回全日本初の電動車による優勝という歴史を刻んだ氏川でした。最大減点5は1つもなく、ノーミスのクリーンを7つ記録。減点5で1ラップ目を走破しました。
1ラップ目2番手はベータの柴田暁。3番手にはTY-E 2.2を駆る野崎。開幕2連勝しランクトップの小川友幸(ホンダ)は減点22で7番手。そしてランク2位でTY-Eでフル参戦2年目の黒山健一も、減点19の5番手と出遅れたかっこうになりました。
ランク争いは混戦に! 後半4戦の戦いに注目しましょう
2ラップ目で氏川は第7セクションで減点5を喫するものの、クリーンを8つ決めて減点11で首位を守りました。追う野崎は、1ラップ目と合わせて氏川と同じ15のクリーンを記録。ただ減点は21で、上位10名が進出するスペシャル セクション(SS)を前に、氏川の2連勝はほぼ確実という状況になりました。
SS1つ目のセクションは氏川、野崎ともに失敗。しかしSS2つ目のセクションを氏川は減点1で走り切り優勝を決めました。そしてTRRSの柴田暁に逆転されていた野崎は、減点2でこらえたことにより見事今年度自己最高位となる2位の座を得ました。
第4戦の結果、氏川はランキング首位(76ポイント)に浮上。2位の小川友幸と3位の黒山健一が共に71ポイントで、氏川を追う形になりました。次の全日本トライアル選手権は9月1日の中国・広島大会ですが、最終戦までの後半4戦がどのような展開になるのか、非常に面白くなってきました! サマーブレイク明けの戦いに注目しましょう!
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)