文:バイカーズステーション編集部/写真:平野輝幸
※この記事はモーターマガジンムック『空冷Z伝 完全版』に掲載した記事を一部編集し転載しています。

カワサキ「750RS(Z2)」各部装備・ディテール解説

画像: 速度計は、最初期の500台ほどにのみ、240km/h表示で80km/h以上をレッドゾーンとした製品が装着された(モノクロ写真)が、1973年4月以降は行政指導による安全策としてW3用の220km/h表示に変更。回転計はZ1と同じで9000rpmからレッドゾーン。さらに下のカラー写真の車両はストップランプインジケーターのあるZ1A用の回転計を使っているので、欧州向けZ1A的ルックスである。

速度計は、最初期の500台ほどにのみ、240km/h表示で80km/h以上をレッドゾーンとした製品が装着された(モノクロ写真)が、1973年4月以降は行政指導による安全策としてW3用の220km/h表示に変更。回転計はZ1と同じで9000rpmからレッドゾーン。さらに下のカラー写真の車両はストップランプインジケーターのあるZ1A用の回転計を使っているので、欧州向けZ1A的ルックスである。

画像: Z2と北米向けZ1のマスターカップは全アルミ製の黒。このZ2もキャップ以外は退色している。なお欧州向けZ1Aはカップが半透明樹脂で液面の確認ができた。スロットル部上面にキルスイッチ、その下に、ON/PO/OFFのヘッドライト用スイッチ(北米用はヘッドライトがシールドビームで、POが白文字になっていないON/OFF専用)がある。その下のSはセルボタンだ。

Z2と北米向けZ1のマスターカップは全アルミ製の黒。このZ2もキャップ以外は退色している。なお欧州向けZ1Aはカップが半透明樹脂で液面の確認ができた。スロットル部上面にキルスイッチ、その下に、ON/PO/OFFのヘッドライト用スイッチ(北米用はヘッドライトがシールドビームで、POが白文字になっていないON/OFF専用)がある。その下のSはセルボタンだ。

画像: 当初の無番から川重を示すKHIの文字が刻まれたマフラーへ移行。よく見るとZ1とZ2に共用だったことがわかるだろう。

当初の無番から川重を示すKHIの文字が刻まれたマフラーへ移行。よく見るとZ1とZ2に共用だったことがわかるだろう。

画像: シートは張り替えたものだが、その場合、先端と側面の形状に気をつけないと、このように純正に近いルックスが得られない。

シートは張り替えたものだが、その場合、先端と側面の形状に気をつけないと、このように純正に近いルックスが得られない。

画像: オリジナルのサイドカバーエンブレムは3mmボスに食い込むスピードナット式。リプロダクション製品には両面テープが多い。

オリジナルのサイドカバーエンブレムは3mmボスに食い込むスピードナット式。リプロダクション製品には両面テープが多い。

画像: 右がヘルメットホルダーで左はシートのロックメカニズムシステム。

右がヘルメットホルダーで左はシートのロックメカニズムシステム。

カワサキ「750RS(Z2)」主なスペック

全長×全幅×全高2200×865×1170mm
ホイールベース1500mm
最低地上高165mm
乾燥重量230kg
エンジン形式空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒
総排気量746.3cc
ボア×ストローク64×58mm
圧縮比9.0
最高出力69HP/9000rpm
最大トルク5.9kgf・m/7500rpm
燃料供給方式VM26キャブレター
燃料タンク容量17L
変速機形式5速リターン
キャスター角26゜
トレール量90mm
ブレーキ形式(前・後)Φ296mmディスク・Φ200mmドラム
タイヤサイズ(前・後)3.25H-19・4.00H-18

文:バイカーズステーション編集部/写真:平野輝幸
※この記事はモーターマガジンムック『空冷Z伝 完全版』に掲載した記事を一部編集し転載しています。

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