ゆくゆくは原付もEV化を! 「EM1 e:」にかける思いとは
イベントで、ホンダモーターサイクルジャパンの代表・室岡克博氏は「EM1 e:」について以下のように述べた。
「現在ホンダは2025年カーボンニュートラルに向けて様々なアプローチをしているが、その実現状国内で乗られている2輪の半分がいわゆる原付スクーター。まずはそこからEV化をしていきたいと考えている。既にEVスクーターを導入している日本郵便の配達乗務員さんからも『一度乗ったら(普通の原付)に戻れない』との声をいただいている。まだまだEVバイクの認知度は低いが、EM1 e:をきっかけにEVバイクの良さを一般の人にも知ってもらいたい」(室岡氏)
実は大のホンダ好き!? ドリカム・中村正人氏が「EM1 e:」の感想を語る
ゲストの中村正人氏は、同社の4輪「オデッセイ」のフルスペックモデルを東京都と沖縄県に1台ずつ保持し、2輪では「ラクーン」や「ズーマー」、「スーパーカブ」に乗ってきた大のホンダファンだ。
そんな中村氏も本イベントの前に「EM1 e:」を試乗。感想をこう語る。
「(EM1 e:は)始動時にブレーキを握ったり、クラッチを操作するなどのいわゆる”バイクの儀式”がなく、発進もほぼ無音で加速もスムーズ。もたつき感もないので車道に出ても怖くない! バッテリーが体幹の下にあるのでバランスよくコーナリングもスイスイでした」(中村氏)
日常の足をEV化することで環境に良い取り組みを
室岡氏は「(EM1e:は)未来的なデザインを意識している。速さではガソリン車には及ばないが、EVバイクを使うことで環境にいいことをしているんだ……という優越感も感じられる。普段の生活の足に使うことでカーボンニュートラルの拡大にも繋げていきたい」とコメントした。
試乗モニターには定員の倍を超える応募が殺到!
今回の「EM1 e:」試乗モニター体験には、定員500名のところ倍近くの1200名が応募。イベントにはそこから20名が参加した。室岡氏は「今回選ばれた500名のモニターのSNSフォロワーを合計すると約60万人も上る。試乗してもらいご意見もどんどんお願いしたい」とのことだ。
ドリカム35周年ライブでオリジナルカラー車も展示予定!
イベント後半にはDREAMS COME TRUE35周年ライブに合わせた世界で1台の「EM1 e:」のオリジナルカラーも発表。全国10カ所、30公演中に現地で展示され、実際にまたがることもできるようだ。
まとめ:八橋秀行