月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』が各社の注目の新製品を紹介します。今回はプロトが輸入販売を行なう「ブレンボラジアルキャリパー・GP4-MS」をピックアップ!

プロト「ブレンボラジアルキャリパー・GP4-MS」

イタリア・ブレンボ製キャリパーの最高峰が、アルミ削り出しモノブロックデザインの“GP4-MS”。これまでマウントピッチ100mmのみ対応だった同品だが、この度より対応幅の広い108mmピッチをラインナップに加え、冷却フィンを新たに装備した新ボディへとリニューアルした。

まずの注目はやはり、MotoGPで使用されるレーシングキャリパーを彷彿させるフィンの新設。これによりキャリパー各部の冷却効率を向上。細かな部分で言えば、ロゴもブレンボ本社がすでに2年前にリニューアルしたという、細字の新ロゴに変更されている。余談だが、この新ロゴ書体は2輪車向けキャリパーには初の導入だ。

その他、ストリート向けに落とし込まれたピストンへのダストシールの導入、ブレーキパッドの材質など基本仕様は旧GP4-MSに同じ。ただし、推奨マスターシリンダー径がΦ17mmと、同等他製品より少し小さめなことには留意したい。

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画像1: プロト「ブレンボラジアルキャリパー・GP4-MS」

ボディはCNC削り出しによる高剛性なモノブロック。マウントピッチは旧GP4-MSの100mmに加え、新たに汎用性の高い108mmが設定に加わった。ブレンボのロゴも細身の新書体になったことも分かるだろう。

画像2: プロト「ブレンボラジアルキャリパー・GP4-MS」
画像3: プロト「ブレンボラジアルキャリパー・GP4-MS」

リニューアルの核となった冷却フィンの追加。キャリパーまわりの冷却性を向上する機能とともに、MotoGPマシンさながらのレーシング・イメージも嬉しい

画像4: プロト「ブレンボラジアルキャリパー・GP4-MS」

Φ30mmのピストン径、そのピストンへのダストシールの装着、ブレーキパッドの材質などは従来モデルのそれを継承。重量も従来品同等の945g(片側・ブレーキパッド装着時)。補修やO/Hはプロトが窓口となり、作業はブレンボジャパンが担当する。

SPECIFICATION

メーカーブレンボ(イタリア)
製品名GP4-MS
販売窓口プロト
マウント方式ラジアル
マウントピッチ100mm/108mm
ピストン径Φ30mm(同径pot)
販売窓口アルミ合金(CNC削り出しモノブロック)
表面処理ニッケルコーティング
推奨マスター径ブレンボ・ラジアルΦ17
価格44万円(左右セット)/22万8800円(片側)

取材協力:プロト

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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