以下、文:栗栖国安/写真:徳永 茂
筆者プロフィール
栗栖国安
1955年生まれ 東京都出身
1982年に二輪雑誌業界に足を踏み入れ、ニューモデル試乗からツーリング紀行まで東奔西走する、バイク歴50年超のバイクジャーナリスト。愛車はホンダ スーパーカブ110(JA44)とヤマハ セロー225を所有する。
純正アクセサリーパーツや海外に向けたカブシリーズ5台をピックアップして紹介
1963年 ホンダ「C102 ロードスター」
アメリカのライダーには自分好みにアレンジする文化が定着していたのを受けアメリカホンダはCA100に装着できるカスタムパーツを販売。C102ロードスターはロードスポーツタイプのKIT。
1963年 ホンダ「C310」
モペット文化が定着していた欧州向けに、ポートカブをベースにペダルを装備しモペット要素を導入したのがC310だ。そしてこのモデルがホンダ初の海外生産車となった。歴史に残る1台なのだ。
1967年 ホンダ「C102 ラリー」
ロードスターKIT同様、CA100および102に装着するKITで、こちらはラリーテイストに仕上げられるカスタムである。一見するとオフというよりロードスポーツ的な印象が強いモデルとなっている。
1989年 ホンダ「100EX」
国内はもとより世界各国で高い支持を得ていたカブシリーズは、海外での生産も順調に進んでいた。100EXは拡大が続く東南アジア市場向けにタイホンダで製造され、わずか2年間で10万台を販売した。
1993年 ホンダ「カブラ」
実用バイクのイメージが強かったスーパーカブを、スポーティでおしゃれなバイクに仕上げたのがカブラだ。
しかしカブラは完成車として販売されていたわけではなく、カスタムのためのキットパーツを装着するというスタイルが基本。ただし、これらのパーツを装着した車両をカブラとして限定販売もした。
文:栗栖国安/写真:徳永 茂