この401~750ccクラスは毎年注目モデルが増え続けていることもあって、ランキングでは得票が分散し、各順位間の票数の差が例年より少ない展開となった。そんな中で堂々のトップを獲得したのは話題沸騰中のあの車両だった!
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
第3位
ヤマハ「YZF-R7 ABS」
CP2エンジンと軽量な車体でコーナーが楽しい
3位に入ったのは、ヤマハ自慢のスーパースポーツ・YZF-Rシリーズの一員としてミドルクラスを担うYZF-R7。2023年と同じ順位で、選択肢の多いミドルクラスにあって安定した人気があることを示している。
270度位相クランクを採用し、心地よい鼓動感とトラクション特性が得られる「CP2」(クロスプレーン2気筒)エンジンを、剛性バランスをチューニングした軽量ダイヤモンドフレームに搭載。足まわりもしっかりした構成で、フロントの倒立フォークはフルアジャスタブル。しなやかに動いて、ブレーキングやコーナーリングで良好な接地感が得られる。リアにはリンク式モノクロスサスペンションを採用し、専用開発した減衰特性とばね定数によって軽快感とコーナリング時の安定性を高めている。
ブレーキにもラジアルマウントキャリパーとブレンボ製ラジアルマスターシリンダーを装備し、十分なストッピングパワーと柔軟なコントロール性を実現。スーパースポーツに憧れる幅広いスキルのライダーが、自分のペースでスポーツライディングを楽しめるマシンとなっている。
主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2070×705×1160mm |
ホイールベース | 1395mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 835mm |
車両重量 | 188kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 688cc |
ボア×ストローク | 80.0×68.5mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 54kW(73PS)/8750rpm |
最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 13L(無鉛レギュラーガソリン指定) |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23°40′ |
トレール | 90mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
燃料消費率 WMTCモード値 | 24.6km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時 |
乗車定員 | 2名 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 105万4900円(消費税10%込み) |