車検不要で初めて購入するバイクとしても選ばれる250ccクラスのバイクは、老若男女にいつの時代も人気だ。この記事では、月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2024」250クラス(126cc~250cc)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
第2位
ヤマハ「YZF-R25 ABS」
本格スポーツモデルだが懐が深く扱いやすい
2位にランクインしたのは「毎日乗れるスーパーバイク」をコンセプトとして生まれたフルカウルスポーツモデル・YZF-R25。2023年はトップ10圏外だったが、今回モニター車に選ばれたことで注目が集まり、見事な返り咲きを果たした。2019年のマイナーチェンジ以来、基本的にはカラーリング変更のみなので、上位に返り咲いたのはその素性の良さが再認識されたことも大きいだろう。
MotoGPマシンイメージのスタイリングはスポーティかつスタイリッシュ。コックピットにはフル液晶メーターや肉抜きされたトップブリッジ、セパレートハンドルなどを装備。ポジションは前傾だが、ハンドルが低すぎないので街乗りもこなせる。
水冷のDOHC並列2気筒エンジンは滑らかなパワー特性。スチール製ダイヤモンドフレームや倒立フォーク、モノクロスサスペンションなどとの組み合わせで、市街地での扱いやすさと高回転域でのスポーティなハンドリングを両立している。クラッチ操作不要でシフトアップが可能になるクイックシフターもオプション設定されるなど、ロングセラーながら装備も一級品だ。
主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2090×730×1140mm |
ホイールベース | 1380mm |
最低地上高 | 160mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 169kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 60.0×44.1mm |
圧縮比 | 11.6 |
最高出力 | 26kW(35PS)/12000rpm |
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10000rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
キャスター角 | 25°00′ |
トレール | 95mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-17M/C(54S)・140/70-17M/C(66S) |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
燃料消費率WMTモード値 | 25.8km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時 |
乗車定員 | 2名 |
製造国 | インドネシア |
メーカー希望小売価格 | 69万800円(消費税10%込) |