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テイスティ系スポーツとして最高レベル
奥多摩周遊道路で、このRSは速く走らなくても楽しいRSだと気がついたので、もうすこし足を伸ばします。
もっと乗っていたい。乗るほどに身体に馴染んできて、一体感が強まる気がするんです。
愛用の革ジャンとかブーツみたいな感じ。どうやらRS、かなり奥が深いぞ!?
ですが、その前に『道の駅 こすげ』へ向かいます。
この道の駅、かなりライダーにフレンドリーです。まずバイク駐輪場の整備が素晴らしい!
小菅の湯っていう温泉も併設されてますし、ここまでプチツーリングしてひとっ風呂浴びて帰るのも、なかなかオツかもしれません。
ドドメに、130mものジップスライドが楽しめるアウトドア系テーマパーク「フォレストアドベンチャー」なるものまであります。
うん……バイク仲間と来ていたら、絶対にここで1日が終わりますね。その自信があります。
いざ、大菩薩ライン!
後ろ髪惹かれる道の駅でしたが……奥多摩湖から山梨方面へ抜ける国道411号線『大菩薩ライン』へ突撃です。
今回、はじめて走ったけど、ここはパラダイスロードでした!
信号ゼロでずっと快走ワインディングが続きます。
CB1100RSは前方に遅いクルマが現れてもストレスが無いし、前走車が道を譲ってくれて(※なぜかみんな道を譲ってくれました……CB1100RSのオーラ?)前が開ければスポーティに楽しめます。
はじめて走るワインディング。こういう状況でCB1100RSは強かった!
先の読めない峠道も、持ち前の一体感のおかげで落ち着いて走れるんです。
ブランドコーナーですら緊張しません。たまに路面が荒れていても、前後サスペンションが優しく、的確に仕事をこなします。この前後サスペンションの味付けも、バイクの特性にジャストフィット……すばらしく懐が深い……
どんより曇り空ですが、そんなことは一瞬も気にならず、あっという間に大菩薩ラインの柳沢峠茶屋に着きます。
ここまでノンストップ。かなり楽しくて、一気に走ってしましました。
大菩薩ラインはコーナーの変化が多彩で、走るのが楽しいからおすすめ!
奥多摩周遊道路みたいに混んでいないので、静かにバイクを楽しみたい人は是非とも走ってみてください。
のんびり、ときどきスポーティ
大菩薩ラインを超えて、山梨県/塩山の街に出る前に広域農道のフルーツラインで南下。
この選択が大当たりでした。大菩薩ラインからずっとスイスイ走り続けられます。
道が空いていて、景色が良くて、信号が無い。これだけで幸せになれる我々ライダーという人種は得ですね。
山梨側では晴れ間も覗きました。お腹いっぱいワインディングも走ったし、気分は最高!
それにしてもCB1100RSは思った以上に疲れません。コーナーで無駄に緊張しないからかも?
世の中にRSって名乗るバイクは他にもありますが、たぶんこれが世界でいちばん疲れないRSだと確信しております(笑)
走るのは好きだけど、トバしたい訳じゃない。自分ペースでコーナーを楽しみたい。そういうライダーには、この空冷四気筒RSはおすすめ。完全無欠のテイスティ・スポーツです。
スーパースポーツのようなエッジの効いた走りでもない、CB1300シリーズのような豪快さでもない。奥ゆかしい大人のロードスポーツ。
これもひとつのCBとして、大いにアリだと思う。むしろかなり好き。
ただ……中古車の価格相場がねぇ……初期型から軒並み当時の新車価格以上なのよね……
素晴らしいバイクだし、2024年の今に中古で買っても後悔はしないだろうけど……これはちょっと高嶺の花かなぁ?