レポート:スマートモビリティJP編集部
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2024年10月7日に公開されたものを一部編集し転載しています。
電動アシスト自転車、特定小型原付、一般原付の違いを解説した記事はこちら!
電動バイク(モペッド)ではないが、歩道走行できないサイズの電動アシストファットバイクだ
今回カスタムジャパンが発売開始した「eXs e-Bike MotoLike(エクス Eバイク モトライク)」は、極太のタイヤを履いた「ファットバイク」と呼ばれるタイプの電動アシスト自転車で、モデル名にあるとおりストリートバイクを彷彿とさせるフレームと丸型ヘッドライトやワイドハンドルが最大の特徴となる。
ちなみに、スロットルをひねるだけで進めるペダル付きバイクは、通称「モペッド」と呼ばれるが、このモデルはあくまでも電動アシスト自転車としてモーターはアシストに徹するため、バイクとして利用することはできない。ただし、一部の歩道における走行が許されている普通自転車のサイズ要件である全長:190cm、全幅:60cmを超えている(全幅が73cm)ので、歩道走行は禁止されていることに注意が必要だ。
もちろん見た目だけでなく、20×4.0インチのワイドタイヤや高い制動力を誇る油圧式ディスクブレーキ、前後サスペンションなど、悪路走破性に配慮した設計がなされている。
また、SHIMANO製8段変速ギア、大型LCDディスプレイ、防水性能IP67に対応したディスプレイ、リアキャリアや小物を収納できるスペースなど、日常生活で役立つ便利機能も多数搭載しているため、街乗りからアウトドアアクティビティまで、幅広い用途に利用できるだろう。
バイクではタンクにあたる部分にバッテリーが装備されており、1回の充電で約60~80kmの長距離走行が可能。バッテリーは取り外し可能なため、自宅で充電することもできる。
ボディカラーはブラックのみ、車両価格26万5650円で販売されるが、現在この「eXs e-Bike MotoLike」をベースにした電動原付モデルの開発も進められているというので、続報にも期待したい。
【主要諸元 eXs e-Bike MotoLike】
全長×全幅×全高 :1710×730×1070mm
適応身長 :165cm以上
重量 :43.8kg
耐荷重 :100kg
ブレーキ :前後油圧式ディスクブレーキ
ギア段数 :SHIMANO製8段変速
バッテリー :リチウムイオン(48V・13Ah)
モーター :250W
航続距離 :60km~80km
充電時間 :7時間
タイヤサイズ :20×4.0
防水性能 :メーターIP67、バッテリー・モーターIPX5
本体価格 :26万5650円
スズキが開発中の電動モペッド「e-PO」の試乗レビューはこちらをチェック!
「eXs」ブランドは高コスパの電動キックボードも手がけている
カスタムジャパンは、日本全国のバイク販売店、自転車販売店などにモーターパーツの販売が本業の会社で、一般原付モデルとしてエントリーモデルの「eXs1」とその特定小型原付モデル「eXs1 TKG」、一般原付のオフロードモデルの「eXs2」をラインナップしている。
本業のバイクパーツ開発で培った豊富なノウハウと独自の仕入ルートにより、最安の「eXs1」が6万5780円、「eXs1 TKG」が6万9080円、最上位モデルの「eXs2」でも9万8780円に抑えられているため、電動キックボードの初心者にも手に取りやすいブランドと言えるだろう。
通販では割引キャンペーンを実施していることも多々あるため、気になる方はeXs公式サイトからチェックしてみよう。
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