空冷シングルを搭載する貴重なミドルロードスター、ホンダのGBシリーズに、本格的なクラシックスタイルを持つGB350 Cが加わった。重厚感のある上品なスタイルが魅力だが、走りの実力はどうなのか? 試乗記をお届けする。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ホンダ「GB350 C」ライディングポジション・足つき性

シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像1: ホンダ「GB350 C」ライディングポジション・足つき性

上体が完全に直立し、膝や足首の曲がりが少ないポジションも1960年代のオートバイ的。脚を降ろした時に内腿がサイドカバーに当たって開き気味になるため、800mmというシート高から想像するよりも足つき性は良くない。

画像2: ホンダ「GB350 C」ライディングポジション・足つき性

ホンダ「GB350 C」スタイリング解説

画像: 全体的に尻下がりのフォルムとすることで、クラシックロードスターのスタンダードとは趣の異なる雰囲気を醸し出している。

全体的に尻下がりのフォルムとすることで、クラシックロードスターのスタンダードとは趣の異なる雰囲気を醸し出している。

画像: 古き佳き時代のバイクを彷彿させるデザイン。各所のパーツも仕上がりにこだわったものとして、ライダーの所有感を高めてくれる。

古き佳き時代のバイクを彷彿させるデザイン。各所のパーツも仕上がりにこだわったものとして、ライダーの所有感を高めてくれる。

ホンダ「GB350 C」各部装備・ディテール解説

画像: ヘッドライトユニット自体はスタンダードと同じLEDの丸目タイプだが、メーターケースをメッキ仕上げとすることで上質さを強調。

ヘッドライトユニット自体はスタンダードと同じLEDの丸目タイプだが、メーターケースをメッキ仕上げとすることで上質さを強調。

画像: タンクはスタンダードよりも丸みを帯びた形状を採用した新作。ニーパッドも標準装備される。タンク容量は15Lでスタンダードと同じ。

タンクはスタンダードよりも丸みを帯びた形状を採用した新作。ニーパッドも標準装備される。タンク容量は15Lでスタンダードと同じ。

画像: サイドカバーはボディ全体のシルエットに合わせた尻下がりのデザインに変更。車名のロゴバッジも新作されている。

サイドカバーはボディ全体のシルエットに合わせた尻下がりのデザインに変更。車名のロゴバッジも新作されている。

画像: ブラック仕上げの空冷シングルエンジンは最高出力20PSを発揮。基本的にスタンダードと同一で、パワーフィールも同等となっている。

ブラック仕上げの空冷シングルエンジンは最高出力20PSを発揮。基本的にスタンダードと同一で、パワーフィールも同等となっている。

画像: マフラーは開発陣のこだわりが詰まった細身のキャブトンタイプ。入念なサウンドチューニングで歯切れのいい音を奏でる。

マフラーは開発陣のこだわりが詰まった細身のキャブトンタイプ。入念なサウンドチューニングで歯切れのいい音を奏でる。

画像: 頑丈なステーに支えられたディープフェンダーを採用。ホイール、タイヤサイズはスタンダードと同様で、装着タイヤはダンロップ。

頑丈なステーに支えられたディープフェンダーを採用。ホイール、タイヤサイズはスタンダードと同様で、装着タイヤはダンロップ。

画像: リアの2本ショックにはクロームメッキ仕上げのカバーが装着され、クラシック感を演出。ショックユニットそのものはスタンダードと同じ。

リアの2本ショックにはクロームメッキ仕上げのカバーが装着され、クラシック感を演出。ショックユニットそのものはスタンダードと同じ。

画像: シートはブラウン表皮にホワイトのパイピングが施されたダブルシート。肉厚でグラブバーも大きく、タンデムも快適そうだ。

シートはブラウン表皮にホワイトのパイピングが施されたダブルシート。肉厚でグラブバーも大きく、タンデムも快適そうだ。

画像: 左サイドにはヘルメットホルダーを標準装備。タンデムユースも多そうなモデルだけに、こうした装備は非常に重宝する。

左サイドにはヘルメットホルダーを標準装備。タンデムユースも多そうなモデルだけに、こうした装備は非常に重宝する。

画像: 旧車風デザインのテールランプと丸目のウインカーはともにLEDを採用するが、装着位置が下がっていてクラシカルな印象に。

旧車風デザインのテールランプと丸目のウインカーはともにLEDを採用するが、装着位置が下がっていてクラシカルな印象に。

ホンダ「GB350 C」動画・写真

画像: GB350 C オーナーズマニュアル クイックガイド|HondaGOチャンネル -YouTube www.youtube.com

GB350 C オーナーズマニュアル クイックガイド|HondaGOチャンネル -YouTube

www.youtube.com

ホンダ「GB350 C」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2205×790×1105mm
ホイールベース1440mm
最低地上高165mm
シート高800mm
車両重量186kg
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量348cc
ボア×ストローク70.0×90.5mm
圧縮比9.5
最高出力15kW(20PS)/5500rpm
最大トルク29N・m(3.0kgf・m)/3000rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式5速リターン
キャスター角27°50′
トレール量120mm
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)100/90-19M/C 57H・130/70-18M/C 63H
燃料消費率 WMTCモード値38.6km/L(クラス2-1)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格66万8800円(消費税10%込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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