文:丸山淳大/モデル:mii/写真:関野 温
裏技4.「タイラップとビニールホース」 でホースを固定する
ケーブルタイ、インシュロック、結束バンド……など呼び名は色々あるが、メンテには欠かせない「タイラップ」。その裏技をご紹介したい。
ブレーキホースをカスタムしてメッシュホースにすると、純正のホースホルダーが使えなくなることが多い。そうなるとブレーキをかけるたびにホースがたわんで、車体に干渉することも。そんな時にビニールチューブと2本のタイラップで、ホースホルダーを自作することができる。
ハンドルまわりのケーブル類の固定にも使える!
裏技5.タイラップの持ち運びは「メザシ式」が便利
応急処置にも有効なタイラップはツーリングに必ず携行しておきたいものだ。ただ、車載工具の袋などに適当に入れておくとバラバラになっていざという時に非常に使いづらい。
そこでおすすめなのが、タイラップのロック部分をカットして、バンド部分のみにしたものに、タイラップを通してメザシ状態にして携行する方法だ。
使いたい本数だけサッと取り外せて、持ち運び時もバラけないので、非常に便利なのだ。
裏技6.タイラップが「ボルトとナット」 に大変身!
ボルトが脱落した時の応急固定として便利なタイラップだが、箇所によっては縛りにくい場合もある。そうした状況の時に便利なのが、タイラップのロック部分を含んだ切れ端を2つ用意して、ボルト・ナットのようにして使う方法だ。
あまり重量物を固定することはできないし、穴径によってはワッシャーが必要になることもあるが、カウルやスクリーンなどの固定としては非常に有効。エコの観点からもオススメなのだ。
用意するモノ
タイラップは使い捨てなので、一度縛ったものを外すときはカットするしかない。それを再利用できるのがボルト・ナットの代用として使う方法だ。ワッシャーがあると便利である。
裏技7.タイラップを「袋から簡単に取り出す」方法
タイラップはだいたいジッパー付きのパッケージで販売されている。保管するには便利なのだが、ジッパーを閉め忘れたまま落とすとタイラップが地面にバラバラに散らばって絶望することになる。
そこでオススメなのが、パッケージの側面を細長い円状に切り抜いて取り出す方法だ。
ティッシュペーパーのようにタイラップを一本ずつ取り出せて便利だし、封をせずに床に落としても散らばることがないのだ。
文:丸山淳大/モデル:mii/写真:関野 温