カワサキのアッパーミドルクラスのストリートファイター、Z900が大きく進化しました。「Sugomiデザイン」と呼ばれる迫力のボディワークに、IMUを新採用して進化した電子制御ライディングアシストも加えて、充実のアップデートを遂げています。しかも上級グレードのSEも登場! 気になる詳細を早速見ていきましょう!
▶▶▶写真はこちら|カワサキ「Z900」「Z900SE」2025年モデル(27枚)

新しいマスクは小顔で精悍! テールランプも新設計!

画像: Kawasaki Z900 欧州仕様・2025年モデル 総排気量:948cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:830mm 車両重量:213kg

Kawasaki
Z900
欧州仕様・2025年モデル

総排気量:948cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:830mm
車両重量:213kg

画像1: 新しいマスクは小顔で精悍! テールランプも新設計!
画像2: 新しいマスクは小顔で精悍! テールランプも新設計!

スタイリングを一新した新型Z900ですが、やはり最初に目に飛び込んでくるのは挑発的なフロントマスク。「Sugomiデザイン」がZシリーズ共通のスタイリングテーマですが、今回はヘッドライトをコンパクトなLEDライト3眼デザインとして、小顔ながら強烈な印象を見る者に与えます。

画像3: 新しいマスクは小顔で精悍! テールランプも新設計!

ラジエターサイドには、メタルパーツをあしらったエアインテーク風のカバープレートを装備。大きく盛り上がった、マッスルでボリューミーなタンクにそのままつながり、ダイナミックなボディラインの一端を構成しています。サイドには「Z」のロゴもさりげなく入ります。

画像4: 新しいマスクは小顔で精悍! テールランプも新設計!

LEDテールランプのデザインもまた個性的なものです。これまでは「Z」の文字をかたどったLEDテールランプでしたが、今回はレンズ部を長く取った新デザイン。ウインカーも細身のLEDを採用しています。

エンジンは燃費性能向上、フレームも熟成が図られた

画像1: エンジンは燃費性能向上、フレームも熟成が図られた

エンジンはこれまでのZ900がベースではありますが、排出ガス規制のユーロ5+に対応。カムプロフィールを新しいものとし、同時にECUのセッティングも変更。今回からスロットルバイワイヤも採用されました。公表されたパワースペックは123PSで、従来型の125PSより2PSほどダウンしましたが、体感的にはほぼ変わらないと思っていていいでしょう。逆に燃費は16%も向上しており、17.5km/Lがなんと20.8km/Lに伸びています。ライダーにとって、これは嬉しい進化です。

画像2: エンジンは燃費性能向上、フレームも熟成が図られた
画像3: エンジンは燃費性能向上、フレームも熟成が図られた

フレームは剛性バランスが見直されており、ステアリングヘッドまわりにはガセットプレートを追加して補強を施しつつ、シートレールの着座部分あたりをフラットな構成とすることで、シートのウレタン圧を上げ、座り心地を向上させつつ、足つき性も確保できるように配慮されています。

待望の6軸IMU搭載、メーターも新世代カラーTFTに!

画像1: 待望の6軸IMU搭載、メーターも新世代カラーTFTに!
画像2: 待望の6軸IMU搭載、メーターも新世代カラーTFTに!
画像3: 待望の6軸IMU搭載、メーターも新世代カラーTFTに!

新型Z900は待望の6軸IMUを採用。メーターは5インチのカラーTFTですが、筐体も新しいものになっていて、表示項目も増えています。ライディングモードはスポーツ、ロード、レイン、ユーザーの4種類で、コーナリング時にブレーキとエンジン出力を調整するKCMF(カワサキコーナーリングマネジメントファンクション)も採用。専用アプリを介したスマートフォン連携も可能です。

画像4: 待望の6軸IMU搭載、メーターも新世代カラーTFTに!

また、今回からクルーズコントロールが採用されたのも大きなポイント。ツーリングユースに大いに重宝するアイテムですし、1500rpmから作動するクイックシフターとの組みあわせで、ロングツーリングも快適にこなせそうです!

上級グレード「SE」はブレンボ+オーリンズ!

画像: Kawasaki Z900 SE 欧州仕様・2025年モデル 総排気量:948cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:830mm 車両重量:214kg

Kawasaki
Z900 SE
欧州仕様・2025年モデル

総排気量:948cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:830mm
車両重量:214kg

そして今回同時に発表された上級グレードのSEはブレンボ製ラジアルマウントキャリパーとオーリンズ製リアショックを標準装備する走りのグレード。

画像1: 上級グレード「SE」はブレンボ+オーリンズ!

新型Z900SEのフロントまわり。ブレンボ製のキャリパーとローターを標準装備。これは前モデルのZ900SEに採用されていたものと同じです。

画像2: 上級グレード「SE」はブレンボ+オーリンズ!

リアショックはオーリンズ製のS46。こちらも前モデルのZ900SEに採用されていたものと同様のアイテムです。

画像3: 上級グレード「SE」はブレンボ+オーリンズ!

カワサキはすでにこの新型Z900を国内導入する予定、というアナウンスをしており、詳細な時期は未定ですが、2025年には国内でもこのバイクを楽しめるのは確実。さらなる詳細は月刊『オートバイ』2025年1月号でしっかりレポートしますのでお楽しみに!

新型Z900/SEのカラーバリエーション

Z900・欧州仕様

画像: メタリックムーンダストグレー×メタリックスパークブラック×キャンディライムグリーン

メタリックムーンダストグレー×メタリックスパークブラック×キャンディライムグリーン

画像1: メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー

メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー

画像: メタリックカーボングレー×メタリックファントムシルバー×キャンディパーシモンレッド

メタリックカーボングレー×メタリックファントムシルバー×キャンディパーシモンレッド

Z900・北米仕様

画像: ギャラクシーシルバー×メタリックスパークブラック×ファントムブルー

ギャラクシーシルバー×メタリックスパークブラック×ファントムブルー

画像2: メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー

メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー

Z900SE(欧州・北米)

画像: メタリックマットグラファイトグレー×エボニー×メタリックグラファイトグレー

メタリックマットグラファイトグレー×エボニー×メタリックグラファイトグレー

【アンケート】 あなたはどのモデルが好きですか?

お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

  • 画像1: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(欧州)|メタリックムーンダストグレー×メタリックスパークブラック×キャンディライムグリーン
  • 画像2: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(欧州)|メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー
  • 画像3: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(欧州)|メタリックカーボングレー×メタリックファントムシルバー×キャンディパーシモンレッド
  • 画像4: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(北米)|ギャラクシーシルバー×メタリックスパークブラック×ファントムブルー
  • 画像5: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(北米)|メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー
  • 画像6: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900SE|メタリックマットグラファイトグレー×エボニー×メタリックグラファイトグレー
  • 画像7: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(欧州)|メタリックムーンダストグレー×メタリックスパークブラック×キャンディライムグリーン
    12
    66
  • 画像8: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(欧州)|メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー
    9
    50
  • 画像9: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(欧州)|メタリックカーボングレー×メタリックファントムシルバー×キャンディパーシモンレッド
    17
    94
  • 画像10: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(北米)|ギャラクシーシルバー×メタリックスパークブラック×ファントムブルー
    19
    107
  • 画像11: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900(北米)|メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー
    5
    29
  • 画像12: 【2025速報】精悍なデザインにアップデート、IMU搭載など装備も充実! カワサキ「Z900/SE」
    Z900SE|メタリックマットグラファイトグレー×エボニー×メタリックグラファイトグレー
    38
    208

投票ありがとうございました。

新型Z900/SEの主なスペック

全長×全幅×全高2065×830×1075【1110】mm
ホイールベース1450mm
最低地上高145mm
シート高830mm
車両重量213kg【214kg】
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量948cc
ボア×ストローク73.4x56.0mm
圧縮比11.8
最高出力91.0kW(123PS)/9500rpm
最大トルク97.4Nm(9.9kgf・m)/7700rpm
燃料タンク容量17.0L
変速機形式6速リターン
トレール量110mm
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmダブルディスク・Φ250mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70 ZR17 M/C(58W)・180/55 ZR17 M/C(73W)
※諸元は欧州仕様車、【 】内はSE

新型Z900/SEのプロモーションビデオ

画像1: - YouTube www.youtube.com

- YouTube

www.youtube.com
画像2: - YouTube www.youtube.com

- YouTube

www.youtube.com
画像3: - YouTube www.youtube.com

- YouTube

www.youtube.com

新型Z900/SEのフォトアルバム

レポート:松本正雅

Z900/SE関連のおすすめ記事

This article is a sponsored article by
''.