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スズキ「DR-Z4S」「DR-Z4SM」欧州仕様・2025年モデルの特徴
倒立フォーク採用で復活した400cc最強オフローダー「DR-Z4S」
DR-Z400Sと比べ、DR-Z4Sの大きな変更点としてあげられるのが、2009年の最終モデルまで正立だったフロントフォークが、倒立タイプになったことだ。ツーリングバイクから本格オフロードモデルへと進化を遂げた。
ユニットはフロント・リア共にKYB製を採用し、伸・圧側の減衰、プリロード調整も備わったフルアジャスタブルタイプとなっている。ブレーキにはABSが装備され、走行シーンに合わせて解除も可能としている。
外装はバイファンクションLEDヘッドライトが埋め込まれた特徴的なフロントマスクに始まり、シャープなシュラウド、サイドカバーなどで、モトクロッサーのRM-Zシリーズを彷彿させる見た目に一新。ウインカー、テールランプにもLEDを採用している。
エンジンは新設計のシリンダーヘッドに、チタンバルブ、プロファイルを変更したカムシャフト、新型ピストンなど、従来のエンジンから手が加えられている(黄色く色付けされている部分が再設計された部分)。最終モデルまでキャブレターとなっていたが、インジェクションとなり、すでに発表されている公式スペックではボア×ストロークは90.0mm×62.6mm、圧縮比11.1、最高出力38PS/8000rpm、最大トルク37Nm/6500rpmとなっている。
新たに電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)を投入。その他にもスロットル・バイ・ワイヤ、アシスト・スリッパークラッチ、スズキドライブモードセレクター(3モード)、トラクションコントロールシステム(3モード/オフ)など最新の機能が満載となっており、見た目以上の進化が期待できる。
DR-Z4Sのカラーはチャンピオンイエローとソリッドアイアングレーの2色展開で、足まわりはゴールドの倒立フォークにブラックのホイールが合わせられる。
ストリートからサーキットまで本格モタードマシン「DR-Z4SM」
DR-Z4Sと同時に発表されたDR-Z4SM。スタイリングやエンジン、フレームなどは共通となっており、前後に17インチホイールを採用した本格モタードモデル。
カラーはスカイグレーとソリッドスペシャルホワイトの2色展開となっており、スカイグレーは足まわりをブラックとし、ソリッドスペシャルホワイトではブルーのホイールを採用している。
オプションパーツも豊富に用意! 気になる発売時期は?
車両の発表と同時に、ナックルガードやローシート、リアキャリアなどのオプションパーツも多数用意されていることが明らかとなった。
スズキは発売時期に関して、「DR-Z4S」を2025年4月から、「DR-Z4SM」を2025年5月から北米・欧州を中心に各国で順次販売予定だと発表した。価格は未発表だが、国内販売も大いに期待できるモデルだ。
スズキ「DR-Z4S」「DR-Z4SM」欧州仕様・2025年モデルのカラーバリエーション
DR-Z4S
DR-Z4SM
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スズキ「DR-Z4S」「DR-Z4SM」欧州仕様・2025年モデルの動画・写真
スズキ「DR-Z4S」「DR-Z4SM」欧州仕様・2025年モデルの主なスペック
DR-Z4S | DR-Z4SM | |
全長×全幅×全高 | 2270×885×1235mm | 2195×885×1190mm |
ホイールベース | 1495mm | 1465mm |
最低地上高 | 300mm | 260mm |
シート高 | 920mm | 890mm |
車両重量 | 151kg | 154kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 | |
総排気量 | 398cc | |
ボア×ストローク | 90×62.6mm | |
圧縮比 | 11.1 | |
最高出力 | 28kW(38PS)/8000rpm | |
最大トルク | 37N・m/6500rpm | |
燃料タンク容量 | 8.7L | |
変速機形式 | 5速リターン | |
キャスター角 | 27.5° | 26.5° |
トレール量 | 109mm | 95mm |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 80/100-21 51P・ 120/80-18 62P | 120/70R-17 58H・ 140/70R-17 66H |
まとめ:山ノ井敦司