新橋モーター商会の店主・丸山が、先代から受け継いできたというメンテナンスの“秘技”を公開! バイクいじりが好きな方も、ちょっぴり面倒だなと感じている方にも、きっと次のメンテナンスで試してみたくなるテクニックがあるはずです!
以下、文:丸山淳大/モデル:mii/写真:関野 温

秘技1.「クリアファイル」 でフォークのオイル漏れを応急処置

画像: 秘技1.「クリアファイル」 でフォークのオイル漏れを応急処置

フロントフォークのオイル漏れの原因は、インナーチューブのサビやオイルシールの弾力低下など多々あるが、オイルシールとインナーチューブの間に細かなゴミが挟まって、その隙間からオイルが漏れている場合、クリアファイルで応急処置できるかもしれない。

方法は切り抜いたクリアファイルをフォークシールの隙間に挿し入れ、3周くらい回すだけ。フォークオイルの漏れを発見したら、ダメ元でやってみてはいかがだろうか?

画像: クリアファイル(折り目の無い新品が良い)を用意し、免許証くらいの大きさにカットする。角の部分を丸くカットしておく。ポイントカードなど薄い磁気カードを使っても良い。

クリアファイル(折り目の無い新品が良い)を用意し、免許証くらいの大きさにカットする。角の部分を丸くカットしておく。ポイントカードなど薄い磁気カードを使っても良い。

秘技2.「バッテリー端子ナット」をチューブで固定する

画像: 秘技2.「バッテリー端子ナット」をチューブで固定する

バッテリー端子にあれこれアクセサリーを共締めすると、バッテリー端子のボルトが届かなくなり、バッテリーの装着に手間取ってしまうことがある。

そんな事態を解消する裏技が、バッテリーのナット下にカットしたギボシカバーやビニールチューブを挟み込む方法だ。

ナットを常時持ち上げてくれてネジが届きやすくなる上に、バッテリーを横にしてもナットが落ちないので、作業効率が爆上がりするぞ!

画像: 原付などの小排気量車はギボシ端子用のビニールカバーをカットしたものが最適。大きなバッテリーを採用する機種は、燃料チューブをカットしたものが使いやすい。

原付などの小排気量車はギボシ端子用のビニールカバーをカットしたものが最適。大きなバッテリーを採用する機種は、燃料チューブをカットしたものが使いやすい。

画像: カットしたギボシのビニールカバーや燃料チューブなどをナット下に挟み込むだけ。たったそれだけでナットが持ち上がった状態をキープし、ポロッと落下することもなくなるのだ。

カットしたギボシのビニールカバーや燃料チューブなどをナット下に挟み込むだけ。たったそれだけでナットが持ち上がった状態をキープし、ポロッと落下することもなくなるのだ。

画像: 車種によってはバッテリー端子のボルトに工具が届きづらく、時間がかかることも。バッテリー端子のナットがズレなければ、それだけ脱着作業もスピーディに。

車種によってはバッテリー端子のボルトに工具が届きづらく、時間がかかることも。バッテリー端子のナットがズレなければ、それだけ脱着作業もスピーディに。

秘技3.「EC5メス側コネクター」 の便利な使い方

バッテリーは車種により搭載位置が異なり、シートを外せばすぐにアクセスできる場合もあれば、燃料タンクやカウルを外さなければならない場合もある。

そうしたバッテリーにすぐに辿り着けないようなバイクこそおすすめしたいのが「EC5端子―丸型端子」のコードである。

丸型端子をバッテリーと共締めして、EC5端子側をシート下に伸ばしておけば、充電をはじめ様々な用途に便利に使うことができるのだ。

画像: 「EC5端子(メス)―丸型端子」のコードは通販で1000円程度で購入できる。赤をプラス、黒をマイナス端子にそれぞれ共締めしておけば、バッテリーを外さなくても様々なメンテに活用できる。

「EC5端子(メス)―丸型端子」のコードは通販で1000円程度で購入できる。赤をプラス、黒をマイナス端子にそれぞれ共締めしておけば、バッテリーを外さなくても様々なメンテに活用できる。

画像: モバイルバッテリースターターは本体の接続に「EC5」のコネクターが使われていることが多い。つまり、EC5コードがバッテリーに接続されていればダイレクトでスターターと繋げられる。

モバイルバッテリースターターは本体の接続に「EC5」のコネクターが使われていることが多い。つまり、EC5コードがバッテリーに接続されていればダイレクトでスターターと繋げられる。

画像: EC5コネクターがバッテリーに繋がっていれば、端子部分でバッテリー電圧を計測することもできる。さらにEC5とシガーソケットの変換コードを使えば他のアクセサリーも使える。

EC5コネクターがバッテリーに繋がっていれば、端子部分でバッテリー電圧を計測することもできる。さらにEC5とシガーソケットの変換コードを使えば他のアクセサリーも使える。

秘技4.「ポータブル電源」を使ってバッテリーを充電する

画像: 秘技4.「ポータブル電源」を使ってバッテリーを充電する

集合住宅の駐輪場では電源がないことも多く、バッテリーの充電は難しい。かといってバッテリーを外して家に持ち帰って充電するのも大変。そんな時に便利なのが、キャンプや災害時にも活躍するポータブル電源だ。

ここで紹介する「Eco Flowポータブル電源RIVER2 256Wh容量(アマゾン実売3万2890円だった)」などを使えば電源のない場所でバッテリー充電が可能。バイクカバーを掛けて車体下に置いておけば、周囲から見えづらいので盗難の不安も少ない。

画像: ▶▶▶Amazonはこちら|価格をチェック  EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 256Wh容量 60分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 長寿命 高耐久 BMS電池保護 純正弦波 アプリ操作 軽量 AC(定格300W サージ600W X-Boostで450W) amzn.to

▶▶▶Amazonはこちら|価格をチェック
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 256Wh容量 60分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 長寿命 高耐久 BMS電池保護 純正弦波 アプリ操作 軽量 AC(定格300W サージ600W X-Boostで450W)

amzn.to
画像: ポータブル電源のコンセントにバッテリー充電器を繋げば、家庭用コンセントと同じようにバッテリーを充電できる。バッテリーの大きさにもよるが実測で約24時間のバッテリー充電が可能。

ポータブル電源のコンセントにバッテリー充電器を繋げば、家庭用コンセントと同じようにバッテリーを充電できる。バッテリーの大きさにもよるが実測で約24時間のバッテリー充電が可能。

画像: ツーリングの前日に充電しておけば出発時には充電が完了されているし、週1日でも充電しておけばバッテリーの維持にも効果的。もちろんポータブル電源はキャンプなどにも便利だ。

ツーリングの前日に充電しておけば出発時には充電が完了されているし、週1日でも充電しておけばバッテリーの維持にも効果的。もちろんポータブル電源はキャンプなどにも便利だ。

画像: EC5端子(メス)の配線を車体バッテリーに繋いでおけば、バッテリー充電にも役立つ。ただし、コネクターを咥えることができるバイク用の小さいワニ口が必要だ。

EC5端子(メス)の配線を車体バッテリーに繋いでおけば、バッテリー充電にも役立つ。ただし、コネクターを咥えることができるバイク用の小さいワニ口が必要だ。

This article is a sponsored article by
''.