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ヤマハ「TMAX」「TMAXテックマックス」欧州仕様・2025年モデルの特徴
ロングセラーの大型ATスポーツがまたしてもモデルチェンジ
ヤマハ「TMAX」の初期型は、2001年に欧州で発売された。日本でもATスポーツの雄として独自の地位を築いているが、現地での人気はより高く、それゆえに頻繁にモデルチェンジされる。ちなみに国内の現行モデルは「TMAX560」という名称だが、欧州では「TMAX」の名を維持している。
新型は、ポジションランプを内蔵した新たなヘッドライトを採用し、それに合わせてボディワークを変更。MAXシリーズの特徴であるブーメラン形状のサイドカバーは活かしながら、ややラインがなめらかになり、丸みを帯びた印象だ。
排気量562ccの水冷並列2気筒エンジンは、欧州の新排ガス規制「ユーロ5+」に対応。従来モデルと同じく電子制御スロットルを採用し、走行モードの切り替えが可能。トラクションコントロールも搭載されている。そして、新型はコーナリングABSを装備した。
7インチのTFTメーターは機能をアップグレードし、3つの表示レイアウトの選択が可能に。アプリを介したスマートフォンとの接続機能も備えている。また欧州では、ガーミン製のナビゲーションシステムを無料で使用することもできる。
ジェットヘルメットが2個収納できるシート下ラゲッジや、フロントインナーボックス、スマートキーシステムといった便利な機能・機構は従来モデルと同様だ。
上級グレードの「TMAXテックマックス」は、TMAXの装備に加え、電動スクリーン、クルーズコントロール、グリップヒーター、シートヒーター、調整機能を有したリアショック、タイヤ空気圧監視システム(TPMS)などを標準で採用している。
ボディカラーはそれぞれ2色ずつ発表された。現地では2025年3月に発売予定。これまで欧州のモデルチェンジを機に国内仕様も変更されているため、日本でも2025年モデルとして発売される可能性は高いだろう。
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ヤマハ「TMAX」「TMAXテックマックス」欧州仕様・2025年モデルの主なスペック
全長×全幅×全高 | 2195×780×1415-1470《1415-1525》mm |
ホイールベース | 1575mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 219kg《221kg》 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 562cc |
ボア×ストローク | 70.0×73.3mm |
圧縮比 | 10.9 |
最高出力 | 35.0kW/7000rpm |
最大トルク | 55.0N・m/5250rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ267mmダブルディスク・Φ282mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70R15M/C 56H・160/60R15M/C 67H |
まとめ:西野鉄兵