ということで、この企画では排気量401cc以上・新車の車両価格が100万円以下のモデルをメーカーごとにまとめて紹介します! 今回は【ホンダ編】です。
ホンダ「レブル500」
税込価格:83万6000円
ホンダの大人気クルーザー「レブル」シリーズの中排気量モデルとなる「レブル500」は、レブル250と共通の車格ですが、エンジンは輸出仕様のCBR500Rなどのものをベースとした471cc並列2気筒エンジンを搭載しています(レブル250と比べると、やはりエンジンのところの"むちむち感"が全然違いました!)。
シート高はレブル250と同じ690mm。足つきが気になって大型バイクは不安……というライダーにも優しいつくりとなっていて、「はじめての大型車」としても選びやすいモデルだと思います。
車両価格は税込83万6000円と、今回紹介するモデルのなかで最もリーズナブル(下手すると250ccモデルよりもお安いかも)。
ですが、見た目に「安っぽさ」はなく、カラーリングもとってもおしゃれ。バイクに乗る前のお洋服選びからも楽しめそうです!
ちなみに、レブル250に用意されているバリエーションモデル「Sエディション」は、レブル500にはありません。しかし! 純正アクセサリーの「ヘッドライトカウル」(税込1万6500円)を付けることで、もれなく同じようなスタイリングに仕上げることができますよ!!
※Sエディションはヘッドライトカウルのほか、シートなども変更されているので、本気で見た目を近づけたい場合はそちらも一緒に交換するのがおすすめです!
ホンダ「CL500」
税込価格:86万3500円
2023年3月に発売されたホンダの「CL500」。レブル500と同系統の471ccDOHC並列2気筒エンジンを搭載しており、250cc~400ccとは異なる余裕やゆとりを体感できるモデルです。
同年にデビューしたCL250と同じ細身のスクランブラースタイルで、こちらも見た目がおしゃれ! 大型バイクだと苦戦しがちな「取り回し」がラクなのもポイントです。カラーは2色展開、明るいブルーは写真映え間違いありませんし、グリーンも大人っぽくて素敵ですよね。
比較的新しいモデルですが、車両価格は86万3500円と90万円を切るお値段。もちろんこの価格は税込です。レブル500と同じく諸経費込みでも100万円で納車できると思うので、予算が許すならETC車載器やカスタムパーツの装着を検討するのも良さそうです。
と、思って調べてみると、メーカーが販売しているアクセサリーパッケージを発見。うわ、ちょっと、これ、かっこよすぎませんか!?!?
こちらはオフロード走行を視野にいれたアクセサリーパッケージ「Cross Style」です。9つの純正アクセサリーがセットになって、価格は税込10万4940円。
ということは、車体とあわせて購入しても96万8440円! つまり、 カスタムしても100万円以下!!!
アクセサリーパッケージはほかにも「ツーリング」「街乗り・カジュアル」などがラインナップされています。"カスタムしても100万円以下"で購入できる大型バイクは少ないハズ。これは狙い目かもしれません。
ホンダ「NC750X」「NC750X DCT」
税込価格:92万4000円(DCT仕様車は99万円)
ホンダのロングセラーモデルのひとつ「NC750X」。排気量745ccの並列2気筒エンジンを搭載しています。自然なライディングポジション、低めのシート高で、日常使いからツーリングまで気軽に楽しみやすい大型バイクです。
注目すべきは独特の装備。一般的なバイクの燃料タンクにあたる部分がラゲッジボックスになっています。容量は23Lで、ヘルメットもものにより収納可能!
加えて、ETC2.0車載器とグリップヒーターが標準装備となっており、「ツーリングの相棒」として、ふさわしい仕様になっています。前身のNC700Xの時代から燃費性能がいいのも魅力のひとつといえるでしょう。
こんなに装備が充実しているんだから、高いんじゃないの~? と疑ったそこのあなた、私も同感です。しかし、メーカー希望小売価格は税込92万4000円! これはリーズナブル!!
さらに、DCTモデルは税込99万円というこれまた衝撃価格。MTとDCTで7万6000円の価格差はありますが、どちらも車両価格は100万円以下の設定となっています(同クラスのATアドベンチャー・X-ADVが132万円であることを踏まえると、かなり情熱的な価格設定です)。
また、DCTモデルが用意されているレブル1100やCRF1100アフリカツインシリーズでは、MTモデルとDCTモデルの価格差が11万円だったので、考え方によっては"DCT得"なモデルなのかも……? どちらのモデルを選んでも、快適にツーリングができるのは間違いありません!
ちなみに2024年11月のEICMA(ミラノショー)では、モデルチェンジを遂げた新型が発表されました。ヘッドライトやメーター、ブレーキなど各所が刷新され、装備面は大きくアップデートしています。ただ日本でデビューするときは、ほぼ間違いなく税込100万円を超えてくるでしょう。つまり、100万円以下のNC750Xは現行モデルがラストチャンス!……なのかも。
番外編:税込100万円は超えちゃうけど「税抜き」ならセーフな3モデルを紹介
ホンダ「CB650R」/税込価格:103万4000円(税抜94万円)
ホンダ「CB650R Eクラッチ」/税込価格:108万9000円(税抜99万円)
「ネオスポーツカフェ」をコンセプトとしたCBシリーズの中排気量モデル「CB650R」。エンジンは排気量648ccの水冷並列4気筒で、スポーティな走りが得意なネイキッドバイクです。
ヘッドライトはネイキッドらしさもありつつ未来を感じさせる新しいデザインですし、エッジの効いたボディと短いテールもかっこいい! 比較的コンパクトなボディにエンジンがギュギュっと詰まっているようなスタイリングもCBシリーズ&この排気量ならではの特徴ですよね。
CB650Rは税込103万4000円。だけど税抜価格は94万円。予算100万円でバイクを探していた方も、これならセーフと捉えられるのでは?
ちなみに、ホンダの最新トランスミッション・Eクラッチを搭載した「CB650R Eクラッチ」は、税込108万9000円です。100万円はしっかり超えていますが、税抜価格は99万円。MTとの価格差は5万5000円ということも考えるとEクラッチモデルの検討もありかも……?
ホンダ「CBR650R」/税込価格:110万円(税抜100万円)
先にCB650Rを紹介しましたが、「CBR650R」はそのフルカウルモデルです! エンジンはCB650Rと同じ648cc水冷並列4気筒で、市街地での扱いやすさも考慮されたスポーツバイクとなっています。
ネイキッドモデルよりもカウルが付いた分、スピード感あふれる印象ですよね。同じフルカウルスポーツのCBR600RRと比べ、ライディングポジションがだいぶラクなので、ツーリングも全力で楽しみたい! というスポーツバイク好きの方にはおすすめです。
価格は税込110万円ですが、税抜価格は100万円。これはぎりぎりセーフ……ですね?
今回紹介したほかのモデルと比べるとちょっとお高いかもしれませんが、「やっぱり4気筒のフルカウルが好きなんだ!」という方にとってはCBR650Rが最善手かも。ちなみにカワサキの400cc4気筒モデル「ZX-4R」シリーズよりもお安いんですよ。
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まとめ:大冨 涼