【2025速報】新世代V2エンジン搭載モデルの最新作！ ドゥカティ「ムルティストラーダ V2/V2S」

大幅な軽量化を果たし走りも軽快に！

先にトップモデルのV4が2025年モデルで大きな進化を遂げたばかりですが、ムルティストラーダファミリーのミドルレンジを受け持つこのV2も大きく変わりました！ 新型はエンジンを発表されたばかりの新設計ユニットに変更し、排気量はこれまでの937ccから890ccに変更。フレームも全面新設計として、車重も大きく軽量化。スリムで軽快な車体を活かした、爽快な走りのモデルへと変身したのです。

スタイリングはひと目でムルティストラーダと分かる独創的なものですが、先に登場したV4同様、最新のデザイントレンドを受け、前モデルよりも洗練されたものとなっています。

クチバシを備えた独特のマスクはこれまでの「文法」に沿ったものですが、新型では兄貴分のV4と同様のデザインを持つLEDヘッドライトとDRL（デイタイム・ランニング・ライト）を採用。くちばしの形状も洗練されたものとなっています。

テールランプはパニガーレを思わせるデザインのLEDを採用。シートは2段階調整式で高さを830/850mmに変更できます。また、アドベンチャーツアラーに不可欠なパニアケース、センタースタンド、グリップヒーターをセットにしたツーリングアクセサリーパックも用意されています。

ボディカラーはスタンダードが1色、上級グレードのSは2色が用意されています。

軽量な890ccエンジンを新設計フレームに搭載！

新型ムルティストラーダV2は、メカニズム面でも前モデルとは大きく違っています。エンジンはパニガーレV2やストリートファイターV2で先にデビューした890ccのDOHC4バルブユニット。これまでのドゥカティの伝統であった強制バルブ開閉機構・デスモドロミックを廃し、通常のバルブスプリングを使用、これに可変バルブタイミング機構の「IVT」を組み合わせ、115PSのパワーを発揮する新世代ユニットです。また、このユニットは非常に軽量で、単体重量はわずか54.9kgなのです！

これを搭載する車体も一新されました。兄貴分のV4同様、エンジンを強度部材の一部として利用するアルミモノコックフレームを採用。これにトレリス構造を持つスチール製のシートレールを組み合わせています。トータルの車重はスタンダードで199kg、上級グレードのSで202kgと軽く、車体もスリムなので、取り回しのしやすさはかなり期待して良さそうです。

上級グレードのSは電子制御サスペンションつき！

スタンダードと合わせて登場する上級グレードの「S」は、スカイフックテクノロジーを使用した電子制御サスペンションを標準装備。「ミニマムプリロード機構」を採用することで、低速走行時や停止時に車高を下げて足つき性を向上させる機能も備わっています。一方のスタンダードもフルアジャスタブルの倒立フォークとマルゾッキ製リアサスペンションを採用し、ブレーキキャリパーもブレンボ製と非常に豪華です。

そしてスイングアームは軽量なアルミキャスト製の両持ち式。タイヤはフロント19インチ、リア17インチで、ピレリ製のスコーピオンが標準装着となっています。

5インチのカラーTFTメーターはスタンダード、Sともに共通。ライディングモードはスポーツ、ツーリング、アーバン、エンデューロ、ウェットの5種類が用意され、メーター表示もロード、ロード・プロ、ラリー・インフォモードの3種類が選択可能。走行シーンに合わせて、必要な情報をいつでも取り出せるようになっています。また、Sはスマホ連携機能の「ドゥカティ・マルチメディア・システム（DMS）」が標準装備となっています（スタンダードはオプション）。

日本の道にも相性抜群！ 200万円を切る価格にも注目！

ほかにも、走行時に発生するエンジンからのの熱風を巧みに逃がすよう整流を見直したボディデザインなど、あらゆるパートを見直して新設計された新世代のムルティストラーダV2。スタンダードの価格は200万円を切る設定となるなど、魅力も十分。軽量で取り回しのいい車体、クイックなフットワークで、日本でも大いに楽しめそうです。国内発売が待ち遠しいですね！

ムルティストラーダV2 フォトアルバム

ムルティストラーダV2画像51

ムルティストラーダV2 プロモーションビデオ

ムルティストラーダV2 スペック・価格

文：松本正雅

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