1992年に発売されたホンダ「CB1000 SUPER FOUR」。その特徴と、のちに登場する代表的な後継機種や派生モデルなどについて紹介しよう。

ホンダ「CB1000 SUPER FOUR」の特徴

画像: Honda CB1000 SUPER FOUR 1992年 総排気量:998cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:800mm 車両重量:260kg 発売当時価格:92万円(税別)

Honda
CB1000 SUPER FOUR
1992年

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:800mm
車両重量:260kg

発売当時価格:92万円(税別)

ライダーの憧れである大型車の魅力を凝縮!

メーカーの自主規制が1990年に撤廃され、国内販売される大型バイクの排気量上限がなくなると、国内市場で750ccを超えるリッターバイクの人気が一気に高まった。この気運に合わせ、ホンダはビッグバイクらしい魅力の詰まったモデル、CB1000スーパーフォアを1991年の東京モーターショーで発表した。

「プロジェクトBIG-1」と銘打たれ、堂々たるサイズの車体、大きくそびえたつような巨大なエンジン、手応えのあるハンドリングを特徴としていて、ライダーにビッグバイクを操っている充実感と興奮を楽しんでもらおうというコンセプトだった。

エンジンにはCBR1000Fの流れを汲む武骨な水冷DOHC 4気筒ユニットが採用され、ボディデザインも巨大なタンクからテールにかけてグラマラスなラインを強調するものだった。

ビッグバイクに対するライダーの憧れを体現したかのようなBIG-1は多くのファンを獲得、BIG-1コンセプトはその後30年以上にわたって愛されていくのである。

ホンダ「CB1000 SUPER FOUR」の注目ポイント

画像: ヘッドライトはオーソドックスな丸目1灯。メーターケースはブラック仕上げとされ、ウインカーは大きな異形角形タイプを採用。

ヘッドライトはオーソドックスな丸目1灯。メーターケースはブラック仕上げとされ、ウインカーは大きな異形角形タイプを採用。

画像: Φ96mm径のアナログメーターを装備し、その下に水温計をレイアウト。スピード、タコメーターにはステンレスリングが付く。

Φ96mm径のアナログメーターを装備し、その下に水温計をレイアウト。スピード、タコメーターにはステンレスリングが付く。

画像: CBR1000F譲りのインライン4は998cc。あえて空冷風のダミーフィンを設けず、ブラック塗装で武骨に仕上げることでカタマリ感を表現している。

CBR1000F譲りのインライン4は998cc。あえて空冷風のダミーフィンを設けず、ブラック塗装で武骨に仕上げることでカタマリ感を表現している。

画像: テールカウルは後端を跳ね上げたデザインとして躍動感を表現。シート座面は広くフラットな形状で、シート高は800mm。

テールカウルは後端を跳ね上げたデザインとして躍動感を表現。シート座面は広くフラットな形状で、シート高は800mm。

ホンダ「CB1000 SUPER FOUR」の主なスペック・発売当時価格

全長×全幅×全高2220×785×1130mm
ホイールベース1540mm
最低地上高140mm
シート高800mm
車両重量260kg(乾燥:235kg)
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク77.0×53.6mm
圧縮比10.0
最高出力93PS/8500rpm
最大トルク8.6kgf・m/6000rpm
燃料タンク容量23L
変速機形式5速リターン
キャスター角27°00′
トレール量111mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70R18 59V・170/60R18 73V
発売当時価格(1992年)92万円(消費税別)

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