1986年に初代が発売されたホンダ「NSR250R」。この記事では1988年型(MC18)を中心に、その特徴と、前後に登場する代表的な機種や派生モデルなどについて紹介しよう。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
ホンダ「NSR250R」の系譜
MVX250F/1983年

発売当時価格:42万8000円
ヤマハの「RZ250R」の対抗馬として開発された、GPマシン「NS500」の技術を満載した2ストスポーツモデル。売り上げは振るわなかったが、ホンダらしい独創性あるモデルだった
NS250R/1984年

発売当時価格:53万9000円
耐焼付性、耐摩耗性に優れたNSシリンダーを備えた90度Vツインエンジンが特徴。エンジン回数によって排気容積を変化させるATACとの組み合わせで高回転と高出力を実現した。
NSR250R/1986年

発売当時価格:55万9000円
2ストレーサーレプリカである「NS250」で得られた最新技術を結集して作られた初代NSR250R。NSシリンダーにRCバルブが組み込まれ、中高速域で力強い出力特性を発揮した。
NSR250R/1988年

発売当時価格:57万9000円
コンピューター制御を駆使したPGMキャブレターを市販車初採用。車体も異形五角形断面のアルミツインチューブとなり、リアタイヤにはラジアルが採用された。
NSR250R/1990年

発売当時価格:60万9000円
エンジンの大部分を新設計しPGMキャブレターは第3世代に進化。新設計の車体には湾曲した形状の「ガルアーム」が採用された。
NSR250R/1993年

発売当時価格:68万円
メインスイッチに世界初のPGMメモリーカードを採用。PGMキャブレターはコンピュータが16ビット化され、スイングアームはプロアームになった。
まとめ:オートバイ編集部