1990年に初代が登場した「ZZ-R1100(ZX-11)」。この記事では同車と、その前後に登場したカワサキ製スポーツツアラーについて紹介しよう。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
カワサキ「ZZ-R1100」の系譜
GPZ1000RX/1986年

輸出車
GPZ900R用エンジンのボア、ストロークを拡大した997ccエンジンをダブルクレードルフレームに搭載する大型スポーツツアラー。
ZX-10/1988年

輸出車
GPZ1000RX用をベースにヘッドを新作、吸気をダウンドラフト化したエンジンをアルミe-BOXフレームに搭載。最高速も270km/hに達した。
ZZ-R1100(C)/1990年

輸出車
1989年の東京モーターショーでデビューを果たしたZX-10の後継モデル。ラムエア吸気も取り入れたエンジンはムービングパーツの大半を新作とした1052ccの4気筒で、これをアルミツインチューブとスチールアンダーチューブを組み合わせたペリメターフレームに搭載する。空力特性に優れるデザインのカウルとの組み合わせで、最高速度は300km/hに迫る好記録を達成、世界中で高く評価された。
ZZ-R1100(D)/1993年

輸出車
C型をさらに発展させたモデル。アルミプレス材をメインスパー部に用いた新設計フレームを採用、ラムエア口は2本になった。
ZZR1200/2002年

輸出車
ZRX1200の1164ccエンジンを新設計のアルミペリメターフレームに搭載。落ち着いたルックスで人気は思うように伸びなかった。