ヤマハ新型「NMAX」詳細発表！ 2025年モデルはスタイリング刷新、エンジンやサスペンションを熟成し乗り心地を向上

2025-03-10

大冨涼 @ webオートバイ

ヤマハ発動機販売は2025年3月10日、原付二種スクーター「NMAX」の2025年モデルを発表した。よりスポーティな外観となり、エンジンやサスペンション、メーターなどの仕様が変更されている。

ヤマハ「NMAX」2025年モデルの特徴

スタイリッシュな外観で走りの質もアップ！

力強い加速性能と環境性能を両立する水冷SOHC4バルブ単気筒の“BLUE CORE”エンジンを搭載したヤマハ「NMAX」。TMAX560を頂点とするMAXシリーズで最小排気量のモデルとなる。

2024年11月に欧州で先行発表された2025年型が、国内でも発売されることとなった。新型は、これまでのイメージを踏襲しつつ、スタイリングや乗り味などをブラッシュアップしている。

外観で大きく異なるのは、その特徴的なフロントマスク。これまでは2眼6灯のLEDヘッドライトが採用されていたが、新型は上下2眼のプロジェクター式ヘッドライトに。

左右にはワイドで切れ長なポジションランプを装備し、より洗練された印象となった。テールランプも薄型のスマートな形状に変更されている。

フロントフェンダーはフォークカバーと一体化。サイドカバーはブーメランをモチーフとした流麗なデザインとなり、エンジンの力強さとしなやかな走りが表現されている。

新型はエンジンも見直され、カムチェーンの張り具合をコントロールするカムチェーンテンショナーが油圧式に変更。フリクションを低減し、騒音や振動などを抑制した。最高出力12PS、最大トルク1.1kgf・mという数値は変わっていない。

前後サスペンションのセッティングも変更。フロントは旧モデルよりも柔らかく、リアはこれまでのモデルから5mmストローク量が延長されたことで、快適な走行フィールを実現している。

また、各種装備も大きく進化。メーターは新デザインのLCDディスプレイとなり、望遠鏡をのぞき込むようなイメージの“テレスコープコクピット”デザインを採用。一目で必要な情報を得られる仕様になった。USBタイプCの電源ソケットが左フロントポケットに標準装備されている。

そのほか、シリーズモデルと同じくヤマハの専用アプリ「Y-Connect」にも対応。スマートフォンと連携してディスプレイの表示機能を拡張できるほか、メンテナンスのタイミングやライディングのログなど詳しい車両情報をアプリで確認することができるようになった。

ボディカラーは「マットダークレディッシュグレーパール1」「マットダークグレーメタリック8」「ホワイトメタリック6」「ブルーイッシュグレーカクテル2」の4色展開。うち「ブルーイッシュカクテル2」は、“MAX”シリーズの2025年モデルの共通カラーだ。

車両価格は税込38万9400円。2025年4月14日に発売予定。

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