文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
ホンダ「フォルツァ」ライディングポジション・足つき性
シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

着座位置、足を置く場所の自由度はともに高く、スポーツモデル的な前傾姿勢から足を前に投げ出す姿勢まで自由自在。ただ、シートとフロアボードの横幅が広く、身長176cmの僕でも僅かに踵が浮く足つき性が残念。

ホンダ「フォルツァ」各部装備・ディテール解説

安定感のある台形フォルムを採用しながら、各部にエッジを効果的に配置することで、スポーティでシャープな印象も与えている

欧州で主流のアップライトなポジションを採用することで、高い走破性を持ったグローバルモデルに進化した。

独特なデザインのポジションランプを備えたLEDヘッドライトを採用。無段階調整式の電動スクリーンは180mmの可動域を確保する。

新採用の5インチカラーTFTメーターはバー、サークル、シンプルの3種類の表示モードを用意。スマホ連携機能の「Honda RoadSync」も備える。

SOHC4バルブの「eSP+」エンジンは、ピストンオイルジェットなどの採用により高出力化を達成。バランサーシャフト採用で振動も少ない。

フロントは15インチとして高い走行安定性に貢献。ブレーキもΦ256mmディスクとABSの採用で安心感のある、十分な制動力を確保している。

肉厚で長時間の乗車も苦にならない快適なシート。ライダー側のシート高は780mmに抑えられているが、幅広で足つき性はあと一歩。

ヘルメットを2個収納可能な48L容量のトランクを用意。仕切り板を移動させることで様々な荷物形状に対応した積載が可能だ。

今回からトランクスペース内にLEDルームランプを採用。夜間などに荷物の出し入れをする際の利便性が大きく高まっている。
ホンダ「フォルツァ」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2145×750×1360-1505mm |
ホイールベース | 1510mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 186kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 67.0×70.7mm |
圧縮比 | 10.2 |
最高出力 | 17kW(23PS)/7750rpm |
最大トルク | 24N・m(2.4kgf・m)/6250rpm |
燃料タンク容量 | 11L |
変速機形式 | 無断変速式(Vマチック) |
キャスター角 | 26°30′ |
トレール量 | 91mm |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-15M/C 56P・140/70-14M/C 62P |
燃料消費率 WMTCモード値 | 32.0km/L(クラス2-2)1名乗車時 |
製造国 | タイ |
メーカー希望小売価格 | 78万1000円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝