メディア向けの輸入車試乗会「JAIA(ジャイア)」が2025年4月9日に、神奈川県の大磯ロングビーチで開催されました。私たちwebオートバイ編集部は葉月美優さんをライダーに迎え、彼女が気になっていたという計10機種を撮影&試乗! この記事では、トライアンフ「トライデント660」のファーストインプレッションをお届けします。
テスター:葉月美優/写真:西野鉄兵・大冨 涼/まとめ:大冨 涼
画像1: トライアンフ「トライデント660」に試乗|大型バイクだけど意外とマイルド! クイックシフターが標準装備なのも嬉しいポイントです 【葉月美優のちょい乗りレビュー】

葉月美優(はづき みう)

レースクイーンやアイドル、モデルとして活躍するかたわら、自身のYouTubeチャンネルではバイクライフの模様を日々更新中。webオートバイでは週2回、コラムを更新しています。愛車はスズキ・GSR250、ホンダ・CBR250RR、アプリリア・トゥオーノ660の3台。

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トライアンフ「トライデント660」初見の感想&試乗レビュー

画像: TRIUMPH Trident 660 2025年モデル 総排気量:660cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 シート高:805mm 車両重量:190kg 税込価格:100万8000円(ジェットブラックは99万5000円)

TRIUMPH
Trident 660
2025年モデル

総排気量:660cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高:805mm
車両重量:190kg

税込価格:100万8000円(ジェットブラックは99万5000円)

──デザインやカラーなど、見た目で好きなポイントを教えてください。

好きなポイントは、やはりこのカラーリングです。フロントフェンダーとタンクサイドの前側は、ぱきっと明るい黄色、後ろ側とサイドカバーは黒色で、お洒落な白のラインがあしらわれていますよね。

私はめっぽう派手なカラーやグラフィックに弱いので、全体的なフォルムというよりは、ぱっと見たときに目を引く、このカラーリングに惹かれました(笑)。

フォルムよりはカラーが好き! というのに変わりはありませんが、全体的に角のない、丸っこい車体のデザインは、コンパクトで可愛らしいな、と感じました。威圧感がなく、フレンドリーなスタイリングだと思います。

この車両の前に試乗させていただいたのがベネリのレオンチーノ250だったのですが、このトライデント660の方が排気量が大きいだけあって、タンクがどしっとしていたんです。カラーリングも相まって、このタンクは印象に残ったポイントでした。

画像1: トライアンフ「トライデント660」初見の感想&試乗レビュー

──足つきやライディングポジションはいかがですか?

見た目や数値よりも足つきが良いことに驚きました。燃料タンクはライダー側に向かって絞り込みが効いているので、脚をまっすぐ下ろすことができました。

ライディングポジションをとったときも同じで、膝がタンクにフィットするのでニーグリップがしやすいんですよ。スラロームを走ったとき、車体との一体感の高さに感動しました。

張り出しの少ない細身なボディ形状が、足つきの良さやニーグリップのしやすさなんかに貢献しているのだな、と思います。

画像2: トライアンフ「トライデント660」初見の感想&試乗レビュー

──試乗してみていかがでしたか?

まるっぽい見た目から、やわらかな印象を受けましたが、走りの方もマイルドでした。これは大型バイクに初めて乗るひとにもおすすめできる、安心感があると思います。

エンジンはしっかり吹け上がりますけど、強めの鼓動感やフリクション感がなく、スイーッと乗れるので、Uターンやスラロームも難なくこなせます。強烈すぎる加速性能や、低速でのギクシャク感といった扱いにくさがなく、アクセルを開けるとしっかりスピードがついてくるのが良かったです。きっとワインディングもめいっぱい楽しめると思います。

あと、クラッチがとっても軽かったんです。アップとダウンに対応するクイックシフターが標準装備でしたから、とにかくシフトチェンジもラクで、そういった操作感も含めて気楽に走れるバイクでした。

画像3: トライアンフ「トライデント660」初見の感想&試乗レビュー

──デザイン・乗り味などすべて含めた上で気に入ったポイントを教えてください。

まとめると、見た目と走りのソフトな感じが良くって、排気量ならではのパワーを滑らかに発揮してくれるところが、お気に入りのポイントです。

装備の面ではクイックシフターが標準で装備されているのも魅力的だと思います。今回は使いませんでしたがクルーズコントロールも搭載されているようですし、スポーティな走りとともにロングツーリングも楽しみやすい一台なんですね。

画像4: トライアンフ「トライデント660」初見の感想&試乗レビュー

トライアンフ「トライデント660」の主なスペック・価格

全長×全幅×全高2020×795×1089mm
ホイールベース1401mm
シート高805mm
車両重量190kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量660cc
ボア×ストローク74.0×51.1mm
圧縮比11.95
最高出力59.6kW(81PS)/10250rpm
最大トルク64N・m/6250rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.6°
トレール量107mm
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmダブルディスク・Φ255mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70R17・180/55R17
メーカー希望小売価格99万5000円(ジェットブラック)/100万8000円(消費税10%込)

テスター:葉月美優/写真:西野鉄兵・大冨 涼/まとめ:大冨 涼

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