鈴鹿8耐が7月末ですから、1か月半でもう新シーズンが始まります。ご存知のように、世界耐久選手権は年またぎの選手権となって3シーズン目。今週末、9/15~16に行なわれるボルドール24時間耐久で2018-19年シーズンの開幕を迎えます。
新シーズンにあたって、ニュースがいくつか。まず2017-18年ワールドチャンピン、F.C.C.TSRホンダFranceはライダー変更があって、マイク・ディ・メリオが加入。フレディ・フォレ、ジョシュ・フックとトリオを組むことになりました。
ん? ディ・メリオって確か……と引っかかった人は鋭い。ディ・メリオは鈴鹿8耐までヤマハのトップチーム「GMT94」に在籍していて、そのGMT94が世界耐久からワールドスーパースポーツにスイッチするに伴なってTSRへ移籍したんですね。同じくGMT94に在籍していたダビデ・チェカはSRCカワサキに移籍。ここも戦力強化しましたねえ。
開幕戦の主な注目チームは以下の通り。
1 F.C.C.TSRホンダFrance フレディ・フォレ/ジョシュ・フック/マイク・ディ・メリ
2 S.E.R.T. バンサン・フィリップ/エティエンヌ・マッソン/グレッグ・ブラック
4 Tatiトリックスター ジュリアン・エンジョラス/ケビン・デニス/出口 修
6 BMWモトラッド ケニー・フォレ/ジュリアン・デ・コスタ/マシュー・ギネス
7 YARTヤマハ ブロック・パークス/マービン・フリッツ/ニッコロ・カネパ
11 SRCカワサキ ランディ・ドゥ・プニエ/ジェレミー・ガノーニ/ダビド・チェカ
111ホンダエンデュランス セバスチャン・ジャンベール/グレゴリー・ルブラン/エルワン・ニゴン
注目はゼッケン4、Tatiトリックスターと表記しましたが、正式なチーム名は「Tati Team ボジョレーRacing」。ここに、鶴田竜二さん率いるトリックスターレーシングがジョイントして出口
修が参戦。チーム名も、ここRacingAUTOBYでは「Tatiトリックスター」といたします。
ワールドチャンピオンチームであるTSRホンダとともに注目したい、日本人唯一の参戦ライダーですね。マシンは赤ゼッケン、黄色ヘッドライトということはSSTカテゴリー、このTatiTeamは2017-18のSSTクラスチャンピオンチームなのです。
公式予選の結果は、⑪SRCカワサキが獲りました。このSRCカワサキは、鈴鹿8耐への来日経験こそないんですが、ヨーロッパの耐久、それもル・マンやボルドール24時間にめっぽう強いチームで、そこに今年はダビド・チェカが加入するわけですから、さらに強力なチームになっているみたいですね。
■2018-19 ボルドール24時間耐久 公式予選
①SRCカワサキ ②F.C.C.TSRホンダFrance ③YARTヤマハ ④BMWモトラッドエンデュランス ⑤SuzukiEnduranceRacingTeam ⑥ホンダエンデュランス ⑦WEPOLレーシング ⑧ヤマハビルテュス ⑨Team33コヨーテMOTO ⑩ガート56ジャーマンエンデュランス
決勝レースは、日本時間土曜日の夜、22:00スタートです。レース経過はRacingAUTOBYのFacebookでちょいちょいお知らせしようと思います!