ステージ6はダカールラリー2019で最長距離の836km
今回のダカールラリーでは最長となるステージ6はアレキパからサン・ファン・デ・マルコナ間の838kmで行なわれました。タイムを競うスペシャルステージは、前半84km、後半232km、また途中18kmのニュートラルゾーンを加えた334km。前日のレストデイの夕方から180km近くを移動し、太平洋沿いの町カマナへと移動したライダーたちは、翌13日早朝4時からリエゾン(移動区間)を開始。スペシャルステージのスタート地点まで再び移動を開始しました。
ステージの特徴は、競技区間のうち75%がサンド路面であり、太平洋沿いに広がるタナカ砂丘を含む4つの砂丘エリアを通過するタフなルートでした。この日、7つのウエイポイント(ルート上に設定されたGPS上の通過点)が設定されていましたが、上位スタートのライダーたちは、序盤のWP探しに苦労します。
前半パートのルートが非常に柔らかい砂で構成されていたことで、ペルー独特の難しさがあるトリッキーなナビゲーション設定となっていました。さらに砂嵐のような強風が加わり、ライダーにとっては厳しいステージになったようです。
ステージ6 リザルト
1. P.クインタニラ(ハスクバーナ)03:50'47
2. ケビン・ベナバイズ(ホンダ)03:52'39 +00:01'52
3. M.ウォークナー(KTM)03:55'08 +00:04'21
4. T.プライス(KTM)03:55'35 +00:04'48
5. A.ファン・ビファレン(ヤマハ)03:56'35 +00:05'48
【暫定総合順位】
1. P.クインタニラ(ハスクバーナ)20:45'13
2. リッキー・ブラベック(ホンダ)20:49'51 +00:04'38
3. T.プライス(KTM)20:50'30 +00:05'17
4. ケビン・ベナバイズ(ホンダ)20:53'14 +00:08'01
5. A.ファン・ビファレン(ヤマハ)20:54'45 +00:09'32
明日は2019年のダカールラリーで2回用意されたループステージの1つ目で、総距離387km中、スペシャルステージは323kmで予定されています。このルートはステージ6で使用したエリアも含まれ、4輪などが走った後で道は既に荒れているルートを走ることになります。
残りのステージは4ルートですが、総合順位のトップ6までのタイム差が10分46秒しかなく、どのライダーが勝ってもおかしくない混戦が続いています。後半戦に入り、ダカールラリーはますます目が離せない展開となっています。