日本の400㏄スポーツクラスを代表する名車、CB400シリーズの新型が2014年に発売となった。従来から引き継がれてきた魅力を活かしながら、装備面で一層の充実が図られているのが大きな特徴だ。

何度乗っても飽きない優れた完成度とパッケージ

CB400 SUPER FOUR/ABS

画像: ■価格:76万1400円/79万3800円(ホワイト) 81万2160円(ABS)/84万4560円(ABS・ホワイト) 88万200円(ABS・Eパッケージ)/91万2600円(ABS・Eパッケージ・ホワイト) ■発売:2014年3月20日/5月23日(Eパッケージ)

■価格:76万1400円/79万3800円(ホワイト)
81万2160円(ABS)/84万4560円(ABS・ホワイト)
88万200円(ABS・Eパッケージ)/91万2600円(ABS・Eパッケージ・ホワイト)
■発売:2014年3月20日/5月23日(Eパッケージ)

ことあるごとにCB400スーパーフォアとスーパーボルドールの素晴らしさを書いているが、新型に試乗してみても、CBが世界一の400㏄ロードスポーツだという僕の思いに変わりはない。

ただ、本当のところ、僕が魅せられているのは、排気量区分など関係なく、CB400のとてつもなくハイレベルなパッケージング。

この先、体力的な理由で大型モデルに乗ることが辛くなってきたら、おそらく僕はCB400を選ぶだろう。

そこで悩むのが、スーパーフォアかスーパーボルドールかという選択。

画像1: 何度乗っても飽きない優れた完成度とパッケージ

ルックスの好みや価格差で割り切れるのならスッキリするが、カウルの有無によって異なる実用性やハンドリングを考えると迷ってしまう。

高速道路では間違いなくカウル付きのスーパーボルドールの方が楽だし、寒さが大の苦手な僕にとって冬場の寒風をさえぎってくれる防風性能は大きな価値がある。

小物入れが付いているのも便利だし、新型のボルドールが装備した、明るいLEDヘッドライトも夜間走行には魅力的。

ハンドリングもフロント荷重が多いSBのほうが落ち着いていて、過去の経験から長距離ツーリングで疲れが少ないこともわかっている。

対して、スーパーフォアのネイキッドスタイルは抜群の視界の良さと開放感を持っている。

画像2: 何度乗っても飽きない優れた完成度とパッケージ

僕はこれこそがオートバイの魅力の原点だと思っている。ハンドリングが軽快で、市街地や峠道ではライダーの意志に忠実に反応するのも楽しい。

そもそも、400㏄で高速道路を飛ばし続けるといった状況はそう多くないはずだから、防風性能よりも風を浴びる爽快感を大事にしたほうがいいのではないだろうか。

いや、カウルがあっても爽快さは感じられるじゃないか。と、考えるほどに堂々巡りになってしまう。

画像3: 何度乗っても飽きない優れた完成度とパッケージ

これまで、この2台のCBには様々な状況で相当の距離を試乗してきているが、いまだに結論が出ないのだ。それだけ両車の完成度が高いということになるのだが…。

こうしたインプレにもならないことを書き綴ったのは、同じように迷っているライダーも少なくないと思ったから。

僕の悩みと、その理由が、どちらかを選ぶときの判断材料になれば幸いだ。

主要諸元
●全長×全幅×全高:2080×725×1080㎜ 
●ホイールベース:1410㎜ 
●シート高:755㎜ 
●車両重量:197/200(ABS)/201(Eパッケージ)㎏ 
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 
●総排気量:399㏄ 
●ボア×ストローク:55×42㎜ 
●圧縮比:11.3 
●最高出力:53PS/10500rpm 
●最大トルク:3.9㎏-m/9500rpm 
●燃料供給方式:PGM-FI 
●燃料タンク容量:18ℓ 
●キャスター角/トレール:25度5分/90㎜ 
●変速機形式:6速リターン 
●ブレーキ形式 前・後:φ296㎜ダブルディスク・φ240㎜ディスク タイヤサイズ 前・後:120/60ZR17・160/60ZR17

RIDING POSITION ●身長:176㎝ ●体重:60㎏

画像1: RIDING POSITION ●身長:176㎝ ●体重:60㎏

上体は軽い前傾で、手首や肘、肩には余裕あり。

ステップはやや高く後退した位置にあって、スポーツ走行時のバンク角を確保すると同時に脚を使ったマシンホールドをやりやすくしている。

画像2: RIDING POSITION ●身長:176㎝ ●体重:60㎏

ロードスポーツモデルのお手本のようなライディングポジションだ。

DETAILS

画像1: DETAILS

オーソドックスなネイキッドスタイルに映える丸型ヘッドライト。

マルチリフレクター式ハロゲンタイプで充分な光量を確保する。

画像2: DETAILS

アナログ2連メーターに多機能液晶パネルを組み合わせるメーターユニット自体はSBと共通。

メッキリングが高級感を感じさせる。

This article is a sponsored article by
''.