1985年当時、人気を誇っていたモデルを試乗テスターたちが熱く語ります! 当時の車両を分析する視点、熱量、生々しいコメントをお楽しみください。本来は限定記事なのですが、「前編」は無料公開!

HONDA CB400FOUR

「1本マフラー」がアニキの自慢!

画像: 「1本マフラー」がアニキの自慢!

市販車初の4into1集合付400c.c.

最高速度 162.54km/h
ゼロヨン 15.18秒
(本誌FISCO計測)

エピソード

●フォアにヨシムラ集合が最高ね

片岡聖子(読者・モデル)
バリ島で日焼けしてマッ黒の聖子ねーちゃんだよ。

どうしても欲しかったの。

友達がフォアのヨシムラ集合にのってて、カッコと音が良くてねー。

3年前にO誌の売買らんで見つけて、即、電話。

相手の人もマニアで、すごく程度のいいフォアを車険1年付きで23万円で買えたの。

すぐに、ヨシムラの集合つけてね、ライトはシビエ、ウインカーは白。

ぜったいのお気に入りは、まずヨシムラの音、それからマフラーのライン(4into1、美しいよねー)、それとカッコイイ形したタンクね。

街中を走ってると今でも注目の的だもん最高ね!

クラッチが重たかったり、遅かったり(今のマシンに比べちゃうとね♡)するけど、今は買いかえる気はまったくなし。

セカンドバイクとしてなら他のが欲しいけど、フォアはずーっととっておきたいな。

「箱スカ」といっしょで、私の宝物。

こんな車だった!

●免許改正、時代のおとし子

1973年までホンダの4気筒シリーズは750、500、350というラインアップだったが、74年から750、550、400に変わった。

その時、今だ人気の劣ろえないCB400F(通称ヨンフォア)が生まれたのだ。

短かくて低い「コンチネンタル・ハンドル」や市販車初の4into1タイプの「集合マフラー」、リンクを介して後退したバックステップなど、当時「カフェ・レーサー」と呼ばれたデザインと装備で登場したが、発売されている間はそれほどの人気モデルではなかった。

が、75年10月の道交法改正でいわゆる「ナナハン免許」が出来ると、このマシンの持つ4スト4気筒というメカニズムがクローズアップされ人気が集中、ホンダ側もボアを1mmダウンして408ccから398ccとしたCB400F-Ⅰを発売し、さらにブームに拍車をかけた。

そして77年にOHCツインのホークⅡにバトンタッチするが、メカニズム的にもデザイン的にも地味だったため、かえって400F人気をあおる結果となり、それが現在まで続いている。

●中古車が欲しい!

絶版になってから人気が急上昇し一時は新車価格より高かったが、最近は程度によって値段もまちまち。

検残1年で25万円ぐらいから。

HONDA CB400Four主要諸元
●空冷4ストロークDOHC4気筒
●408cc
●37PS/8500rpm
●3.2kg-m/7500rpm
●183kg
●74年12月
■32万7000円

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