8月末、編集部でプライベートのキャンプツーリングを楽しんできました。参加したメンバーのお気に入りアイテムを順々にご紹介しています。今回はラスト、月刊オートバイ編集部・松本副編集長編です!(文:西野鉄兵)

編集部キャンプの模様はこちらからご覧ください。

ネット上にあふれる玉石混交の情報から、いいものを選び抜く

ここ数年、アウトドアグッズは、安くていいものがたくさんネットでも販売されていますよね。ヒット製品はすぐに安いブランドから似たものが出て、アウトドア業界は大変そうです。

画像: 愛車のBMW R1200GSにフルパッキングして参加した松本先輩。

愛車のBMW R1200GSにフルパッキングして参加した松本先輩。

ただ、気軽にキャンプを始められるようになったというのも事実。松本先輩は、良さげなアイテムを見つける嗅覚が鋭く、僕もいつも参考にさせてもらっています。

今回はそんな松本先輩のお気に入りアイテムを4つご紹介します!

①大容量40540mAhのリチウムイオンバッテリー
suaoki「ポータブル電源 S270」

近年、リチウムイオンバッテリーの進化と低価格化により、ファミリーキャンプのスタイルががらりと変わってきています。

その流れは、ライダーにもやってきたと、今年になって強く感じました。

松本先輩はいち早くこの流れに乗り、スアオキの「ポータブル電源 S270」を昨年購入。容量は40540mAhもあります。これは、スマホなら約13~14回はフル充電できるほど。

それで価格は13,000円程度だから、防災用として一家にひとつ買っておくのもありでしょう。

画像: ライトもつきますよ。

ライトもつきますよ。

大きさは長編184mm、高さは118mm。重さは1.32kg。持ってみると想像よりも軽く、たしかにこれならバイクでも余裕で運べると思いました。

見た目もアウトドアテイスト。タフそうな感じがかっこよくないですか?

USBポートが4口も付いているほか、AC出力ポートまで備わっています。

これがあるだけで、キャンプのスタイルは激変するでしょう。

愛車のBMW R1200GSのケースからこれを取り出し、「みんな、いくらでも充電してくれ」と言う姿は、かっこよかった。松本先輩はオートバイキャンプ部の大黒柱です(笑)。

②強烈な明るさで夜空に光芒を作り出す、驚異の5眼ヘッドライト!
Tomo Light「CMA-1001LT」

ヘッドライトは、キャンパーならいろいろ語りたくなる、こだわりの見せどころともいえるアイテムですよね。

僕はシンプルな単3乾電池1本のLED1灯タイプを使っています。だから松本先輩が使っていた、怪人の瞳のようなこのライトを見たときは「さすが大黒柱、次元が違う……」と恐れおののきました。

画像1: ②強烈な明るさで夜空に光芒を作り出す、驚異の5眼ヘッドライト! Tomo Light「CMA-1001LT」

トモライトの「CMA-1001LT」。明るさが強烈で、頭に付けるライトとしては最高光度といわれる3734ルーメン以上を光を放ちます。

夜空へ向ければ、星空解説員のように、「この星は、こと座のベガ、この星ははくちょう座のデネブで……」とかできるほど、光の筋がくっきりと浮かびました。

しかし、直射されるとしばらく目がくらみます(武器かな?)。

画像2: ②強烈な明るさで夜空に光芒を作り出す、驚異の5眼ヘッドライト! Tomo Light「CMA-1001LT」

電源は、リチウムイオンバッテリーを内蔵したUSB充電式。松本先輩の場合、スアオキのポータブル電源があるから、いくら使っても電池切れの心配がありません。

防水性も高いので、さまざまなシーンで役立つでしょう。これがあると、夜にバイクで走っていて、マシントラブルが発生した時にも、作業をしやすいはず。

しかもAmazonでの販売価格は2,980円とお手頃です。

グループキャンプのときは、フル発光だとひんしゅくを買いますので、サブライトで優しく照らすのがおすすめですよ。

③滑りにくく、コンパクトになる、キャンプにぴったりなシューズ
ワークマン「FC010 LIGHT(ライト) スリッポン」

このキャンプの数日前、「ちょっとワークマン行ってくる」と言い、数時間後「なんとか入手成功した!」のがこちら。

今季、キャンパーを中心に大ヒットしているという「FC010 LIGHT(ライト) スリッポン」(税込1,500円)です。

生地には撥水加工が施されています。ソールは滑りにくいしっかりしたものですが、アッパーはペタッとなるので、携行もしやすくなっています。

一番の特徴はここだと思いました。

画像: ③滑りにくく、コンパクトになる、キャンプにぴったりなシューズ ワークマン「FC010 LIGHT(ライト) スリッポン」

かかとを踏んで履くことも前提に作られているんです!!

この靴ならお母さんに「ほら、ちゃんと履いて!」と怒られることもありません。

10月上旬には再入荷されたようで、いまのところオンラインショップでも購入できるようです。にしても、1,500円は安いなあ。

ワークマン 公式オンラインストア

④〈ヒロシちゃんねる〉にもたびたび登場する大人気の焚き火台
笑's「コンパクト焚き火グリル B-6君」

画像: ④〈ヒロシちゃんねる〉にもたびたび登場する大人気の焚き火台 笑's「コンパクト焚き火グリル B-6君」

ソロキャンパーに大ヒットした焚き火台「B-6君」をご存知ですか? 可愛らしいサイズ感ながら、炭を入れれば、しっかりとひとり用焚き火台として使えます。

キャンプ好きとして知られる芸人のヒロシさんも、この焚き火台を愛用されている様子。ヒロシさんのキャンプ動画はホント癒やされます。

画像: YouTubeヒロシちゃんねる/【画質は悪いよ】俺が持っている焚火台紹介 youtu.be

YouTubeヒロシちゃんねる/【画質は悪いよ】俺が持っている焚火台紹介

youtu.be

松本先輩もこの焚き火台がお気に入り。キャンプの夜では、これを使って焼き肉を楽しむのが定番なんだとか。

収納は、分解するとペタッとコンパクトに。厚みはわずか18mm、縦横はだいたいB6サイズの約181mm×122mmになります。だから、B-6君というわけ。価格は税込5,170円です。

ほかにもメーカーの笑'sからは「A-4君」や「ちび火君」なども販売されていますよ。

笑’s-sho's- ONLINE SHOP

【おまけ】使用しているテントはこちら!
コールマン「ツーリングドーム ST」

もしかしたら、キャンプツーリングライダーに日本一愛用されているテントかもしれませんね。ド定番、コールマンの「ツーリングドーム ST」です!

画像1: 【おまけ】使用しているテントはこちら! コールマン「ツーリングドーム ST」

「選ばれる理由が知りたくて、一度使ってみたかったんだよ。Tポイントも10,000円くらいたまってるし」と、ネットでこのキャンプの直前に購入した松本先輩。

実際、この日、ほかにもライダーが数組訪れていたのですが、一組に一張は、同じテントが立っていました。松本先輩はサイトを見回しては「また、同志がやってきたようだ……」と、喜ぶべきなのか、かぶったことを恥ずかしがるべきなのか、複雑な様子。

画像2: 【おまけ】使用しているテントはこちら! コールマン「ツーリングドーム ST」

選ばれる理由は、おそらく絶妙なバランス感でしょう。

メーカー希望小売価格は、税込16,800円という買いやすいお値段。そして、立てたときの大きさ。居住性が高いことはもちろん、ファミリーキャンパーの海に埋もれるような状態でも、堂々としていられる存在感があります。

収納サイズは約φ23×54cm。重量は約4.4kg。山岳用テントと比べれば軽量コンパクトとはいえませんが、バイクなら充分許容範囲です。

画像: 途中、あまりの風の強さにキャンプを断念しようかと思うほどでした。写真だと伝わりにくいですが……。

途中、あまりの風の強さにキャンプを断念しようかと思うほどでした。写真だと伝わりにくいですが……。

強風の中でのキャンプだったため、一時はポールがひしゃげてしまうこともありましたが、各所にペグを打ち、張り綱も使えば、ビシッとしっかり立ちました。

現在、公式サイトではこのカラーしかラインナップされていませんが、ときどきAmazon限定で単色モデルも販売しているようです。

画像: 前室がけっこう広いのも特徴です!

前室がけっこう広いのも特徴です!

ちなみに来年は「ツーリングドームST+」という、派生モデルも追加ラインナップされますよ。

コールマン 公式サイト

コールマン2020年モデル展示会で発表された「ツーリングドームST+」をチェック!

レポート:西野鉄兵

こちらの記事もおすすめ!

月刊『オートバイ』最新号は東京モーターショー直前大特集!

オートバイ 2019年11月号 [雑誌]

モーターマガジン社 (2019-10-01)

This article is a sponsored article by
''.