ノーマル状態のレブルは荷掛け箇所がほぼない……便利なお手頃アイテムを使いました。

ホンダ レブル250
日帰りツーリングなら空荷で手ぶらもいいけれど、泊まりがけの旅に出たいと思ったら、どうしても荷物が必要になりますよね。
リュックを背負うのもありですが、長時間だと肩がこっちゃう。だからできればバイクに積みたい!
というわけで、かねてよりノーマル状態での積載が難しいと聞いていたレブル250にパッキングを行なってみました。


リア周りはこんな感じです。お尻がすっきりとしていますね。かっこいい。
ただ、これがツーリングライダーにとっては、やっかいでもあるんです。
リアシートにベルトをくぐらせるバイク用のシートバッグなら積めます。リアシートの脱着はボルト一本を外すだけ。リアシートを取るとよりすっきりします。


こういったタイプのシートバッグならレブルにも装着しやすいでしょう。(写真のバイクはホンダCB650R)
しかし、ストレッチコードなどを使って、バッグを押さえつけるパッキングは苦手。フックなどを引っかける、とっかかりとなる部分がないんです。
できればノーマル状態で積みたかったのですが、早々にあきらめました。
アフターパーツに頼ります。今回使ったアイテムはこちら!

このアイテムは、タナックスMOTO FIZZから販売されている「MF-4729 プレートフック3」(税抜2,300円)。

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タナックス(TANAX) バイク用荷掛けフック MOTOFIZZ プレートフック3 (ブラック) MF-4729
ナンバープレートに共締めして荷掛け箇所を増設する製品です。
取り付ければ、こんな風にコード類やベルト類を使うことができます。




フックをかけることも……

ベルトを留めることもできます。

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タナックス(TANAX) バイク用荷掛けフック MOTOFIZZ プレートフック3 (ブラック) MF-4729
バッグを積載するとこんな具合になりました! パッキングベルトをご紹介


レブルの場合、ナンバープレート部の強度はそれほど高くないため、キャンプ装備などの重たい荷物を積載するにはあまりおすすめできません。でも、レインスーツと着替えを入れたこの程度の荷物なら大丈夫でしょう。
使っているベルトは「ロックストラップ」という米軍に採用されたこともあるタイダウンベルト。部分的に高強度のゴムが使われていて、いい感じに圧をかけてくれます。


僕が愛用しているのは、ロックストラップMC for motorcycle/ATV。ストラップ幅は25mm。長さは45cm~150cmまで無段階で調整できます。

上がロックストラップ、下がストレッチコード。
ストレッチコードも好きなのですが、最近はこちらをよく使っています。
ストレッチコードはほぼ壊れる心配がなく、いろいろと活用できるというメリットがありますが、パッキングしている最中に外れたとき、片方のフックが顔面に向かって飛んでくるんですよね。慎重に使わないとけっこう危ないんです。

その点、ロックストラップは両端を携帯電話のストラップの要領で装着して、あとから中央のバックルをパチンと固定するだけでOK。ケガをする危険性はゼロです。

怖いのは、プラスチックバックルが万が一壊れてしまったら使えなくなるということ。
踏んづけたりすると割れてしまうので、それだけには注意が必要です。YKK製の強化樹脂バックルのため、信頼はできるのですがね。

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ROK straps (ロックストラップ) MCストレッチストラップ ROK-CAMO ROK00045
レブルのリアフェンダーに装着されているボルトを替えるという手も
今回はご覧いただいたようなかたちでパッキングをしましたが、オーナーなら、リア周りのボルトを取り替えるというのもおすすめ。

荷掛け箇所とするのに、ちょうどいい場所にボルトがあります。例えば、この部分のボルトをこういったものに変更する。

これで、ストレッチコードやロックストラップがより楽に使えますよね。
もちろん本気で、ちゃんと大荷物を積載したいという人はキャリアを付けるのもおすすめです。
デイトナから専用キャリアが発売されています。

リアシートを外して装着するDAYTONA「フラットキャリアREBEL250/500」税抜10,500円。

さらにその後ろにDAYTONA「グラブバーキャリア REBEL250/500用」(税抜15,500円)を組み合わせて装着することもできます。このグラブバーキャリアは、リアシートを生かしたまま装着することもできますよ。

ホンダ「レブル250」2020年モデル お散歩インプレ! 積載を簡単に行なう新技披露&新型の魅力を紹介 - webオートバイ
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www.autoby.jpレブルに荷物を積んでどこに行ったかというと……
さて、こうして、無事レブルにパッキングができました。
僕がこの荷物を積んだレブル250で、どこに行ったかというと、山形県天童市。その旅のツーリングレポートは下のリンクから、ぜひご覧ください。

文・写真:西野鉄兵